復路便がまさかの欠航!初めて経験したアクシデントの顛末

この旅で実は一番おいしかった食事 2日目の朝食(天然温泉白樺の湯 ドーミーイン帯広にて)

2017年6月19日から2泊3日の北海道旅行で、復路の静岡線が欠航し、羽田(HND)着の便に変更になるアクシデントを経験しました。

今回は、ANAスカイホリデー・静岡発着のパッケージツアーのフリープランを予約。旅行代金はANAの10,000マイルを12,000SKYコインに交換したものを利用し、残金はANA楽天マイレージクラブカードで支払いました。

新千歳発の復路をプレミアムエコノミーに変更するため、早めに列車を予約

今回の旅行は、1、2日とも順調で何の問題もなく進んでいたのです。

復路便が欠航になることも知らず、富良野観光を楽しんでいる2日目(ファーム富田にて)

2泊目は札幌駅前のホテルグレイスリー札幌に宿泊し、事前に空港行きのチケットを購入しました。復路便は新千歳空港(CTS)10:30発ですが、プレミアムクラスに変更するため早めに到着する列車を予約。3日目の朝、6:00頃に起きてANA(NH)のサイトでプレミアムクラスに1席だけ空席があるのを確認します。
 

サイトに帰路の空席情報が表示されず、欠航を知る

プレミアムクラスに乗る気満々だったので、付いていた朝食は取らずに機内の食事を楽しみにしていました。
朝食券をホテル内の売店で使えるお土産券に変更できたので、1,000円分お菓子を購入。ホテルは地下通路で札幌駅とつながっていたので、移動はラクラク。8:20発の列車に乗り、プレミアムクラスの食事は何かなぁと呑気に考えていました。

スマホのメールアドレスで運航状況お知らせメールの受け取り設定をしていればよかったのですが、PCのアドレスしか設定していなかったのです。

空港まではあと少しというあたりで、何気なくANAのサイトを開いてみると、プレミアムクラスの空席状況が表示されません。セントレア・羽田行きの便を確認し、セントレア行きの始発便が欠航になっていたので、羽田行きになることを確信します。

羽田から静岡までどうやって帰る?

次は羽田から先、静岡までどうやって帰るかです。

羽田から京急を利用して品川まで行き、品川から新幹線に乗るのがスタンダード。しかしJRの運行状況も確認すると、「一部で運転見合わせ」と出ています。ニュースを見ると、和歌山県や東海地方が大雨らしいのです。新幹線も危ないので早々と却下。あれこれと考えているうちに空港に到着します。

ツアー会社相談窓口へ電話を掛ける

ひとまず、ANAスカイホリデーから送られてきた日程表に記載の「現地到着後の相談窓口」へ電話。対応していただいたのは男性。
「空港に着いたのですが、欠航しているのでどうしたらいいですか?」
と、尋ねました。
「照会番号を教えてください。」
と言われたので答えると、
「今空港でしょうか?では有人カウンターへ行ってください。あとはそちらで対応します。」
とのこと。
「どういうことですか?」
と聞くと、
「今後の事は有人カウンターで説明をいたします。」
とだけ言われ、なぜ欠航になったのかの説明もありませんでした。とりあえず列のできている有人カウンターへ向かいます。

地上係員に羽田便をすすめられる

私の前に並んでいた2人組は静岡経由で沖縄へ、後ろの人は私と同じく静岡へ帰るようでした。どちらも空港に着くまで欠航になっていることを知らなかった様子で、地上係員から説明を聞いた時に
「えっ!?」
とかなり驚いているようでした。ここでは
「機材繰りの関係で、静岡行きは欠航になりました。申し訳ございません。セントレアか羽田、もしくは明日の静岡行きでご案内しております。」
と。しかし天候の関係からセントレアは欠航する可能性が高いようで、羽田を勧められました。とりあえずその場で即決せず、カウンターでもう一度説明を聞こうと思いました。

受付カウンターでも羽田便を案内される

順番が回ってきて、カウンターの前へ。どんな対応なのかと思ったのですが、
「静岡行きが欠航のため羽田行きでご案内します。」
と、意外にあっさり。加えて
「羽田から先の交通手段についての補償はありません。」
と。なぜ欠航に至ったのかの経緯を知りたかったのですが、とにかく羽田行きへ振り分けるのに忙しいと言った感じでした。
「今なら○○時の便か、その次は~・・・。」
と。

羽田なのは仕方ないなと思っていたのですが、流れ作業的なやり取りにガッカリしました。先ほどの係員は明日の便の事も説明していたのですが、それについては一切言われませんでした。結局10:30発のNH56便へ搭乗することを決めました。

お土産を買ってから、静岡まで帰る方法を再検討

本来ならプレミアムクラスに変更して、ラウンジでゆっくり。なんて考えていたのですが、それどころじゃない!チェックインの手続き後、道中お土産をほとんど買っていなかったのでひとまずショッピング。そして静岡までの交通手段をチェック。新幹線を諦めた時点で考えられる交通手段は、高速バスを使うこと。とにかく当日中に静岡に到着することを目指しました。

羽田に到着、高速バスで福岡へ

10:30発の飛行機は、12:05羽田着予定。機内は席が8割程度埋まる感じで、満席ではありませんでした。予定より少し遅れて羽田に到着、その後京急で品川駅へ。念のため品川駅みどりの窓口で、現在の運行状況を確認しようと思い向かいました。が、長蛇の列。案内板には運転見合わせの文字。多分チケットを購入してもいつ乗れるかわからず、仮に乗れたとしても途中で止まる可能性もあります。

新幹線はリスクが大きすぎるので、高速バスに乗ることにしました。静岡行きのバスは渋谷か新宿から乗車可能です。新宿から乗ることを決め山手線で移動します。14:25発のバスが予約でき、当日だが割引運賃が適用になったので2,340円と新幹線の半分以下で収まって一安心。途中、高速道路で事故渋滞にハマり静岡まで4時間ほどかかりました。

翌日、静岡空港まで車を取りに行く

駅からキャリーケースを引き、トボトボと歩いてようやく自宅に到着。しかしまだ旅は終わっていません。静岡空港に車を置いてあるため、取りに行かなくてはならないのです!とは言えすでに疲れ切っていたので、翌日に持ち越すことに。

日が変わり、早朝に最寄り駅からJRとバスを利用しようやく静岡空港へ到着。駐車場で車をピックアップし、静岡市内へと戻りました。長かった北海道の旅を、やっと終えることができました。

その後、ANAスカイホリデーからのフォローは無し

ANA公式サイトの欠航証明書で確認すると、欠航の理由は「使用する飛行機の手配がつかないため」と出てきます。機材繰りの関係と空港で言われましたが、飛行機自体に何かあったのか悪天候が理由だったのかもわかりません。旅行後にANAスカイホリデーからのアフターフォロー・メールなどもありません。

1日1便しかない飛行機が欠航になるのは、便の多い羽田の1便が欠航するのとは違いかなりのダメージです。

欠航は、どの空港でもどの便でもありうる

国内・海外とも、それほど多くはないけど、それなりに飛行機は利用してきました。しかし欠航になったのは人生ではじめて。実は以前旅行会社に勤務していたことがあったのでこういうケースは見てきましたが、まさか自分が体験するとは。いい勉強になりました。到着地が変わり余計にお金がかかりましたが、比較的安く済みました。

静岡空港に限らず、どこの空港を利用したとしても欠航することはあり得ます。その場合の対処法を考えておくべきだなと、つくづく感じました。

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