青島にて首の痛みで病院へ、カード付帯保険でキャッシュレス治療

中国・青島にて、首の痛み

2015年3月、朝目が覚めるとなんだか首が痛い。寝違えたような違和感がある。数日、様子を見ていたがまったく快復しない。日本にいるならそれほど心配もしないが、その時ちょうど中国・青島に数カ月滞在中。家での生活に支障はない。しかし外に出て揺れる乗り物、とくに運転の荒いバスやタクシーに乗ったときの首への衝撃はかなりツライ。

近くのマッサージ店に行く。
「中国のマッサージって効きそう。きっと効果があるに違いない」
と期待しつつマッサージを受ける。しかし残念ながら、今回の症状はあまり改善が見られず、またしばらく様子をみることにした。

旅行保険が利く清潔な病院へ行く

同僚が風邪を引いて青島にある病院にかかったと言っていたのを思い出し、詳しく聞いてみた。海外旅行保険の対応がスムーズで、電話で予約を取ると病院の車で送迎をしてくれるらしい。しかも日本語が通じる!決めた。ここに行ってみることにしよう。

病院に電話をかける。流暢な日本語を話す中国人が、てきぱきと応対をしてくれた。こちらの住まいを伝えると、運転手付きで、看護師さんが迎えに来てくれる。第一声に
「大丈夫ですか?」
まるで重症患者のような声を掛けられる。患者と言っても自分で動けるくらいの症状なのですがと思いつつ、車に乗り込み、病院へ。

聞いていた通りの、清潔でまるで日本の個人病院のような診療所だ。外来の患者は私以外にもう一組いるだけ。外国人向けの病人なので、一般のローカルの人がくるような病院ではないのだろう。そんなことを考えながら診察受付書を自分で記入する。クレジットカードを提示し、診察を待つ。

「この保険が使えるか、確認をしますのでしばらくお待ちください。」

この確認に20分くらいかかった。保険が使えるか分かってから診察のようだ。保険が使えるか使えないかで、診察内容が変わるのかどうかはわからないが、言われる通りしばらく待つことに。この時間、始めてはじめての外来で少しの不安もあったが、待合室の日本のテレビがついていたおかげで意外と短く感じた。

診察費はキャッシュレス可能でひと安心

クレジットカードの保険使用の許可が取れたらしく、診察を受けることになった。優しい中国人の女医さんが丁寧に症状を聞き、対処法を教えてくれる。

とはいっても簡単な対処法。湿布を貼り、炎症を抑えてみましょうとのこと。他の方法としては、針があると紹介してくれた。必要なら大きい病院に行って、レントゲンを取ってみることもできると言われたが、とりあえず今日は行かず湿布をもらって帰ることに。ここは小さな診療所なので、この程度の処置のようだ。

どうやら深刻な症状ではないようなので、私も納得して診察を終え、また待合室へ。会計に名前を呼ばれる。

「保険を使ったので、お金の支払いはありません」

キャッシュレスですべてが終わった。病院から直接保険会社(三菱UFJニコスMUFGカードの海外旅行傷害保険)に請求をしてくれるそうだ。書類の手続きもなく助かる。

その後に湿布を貼り、少しずつ症状が落ち着いてきた。日本にと同じように丁寧な医療を受けられたことで、気持ちが落ち着いて快復につながったのかもしれない。

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