北京では現金両替よりもATMでキャッシング

北京ではよく見かける駅の荷物検査

日本円を中国元に両替する場合は、日本の銀行で両替するよりかは中国の銀行で両替するもしくはクレジットカードのキャッシング機能を利用する方がお得です。

中国の一般の銀行では日本に比べて手数料はとられません。ただし、これは空港内ではなく北京市内の銀行の話です。中国の空港内の銀行の両替を利用する場合は、手数料として50元ほどとられます(50元は一般庶民が行くようなレストラン?定食屋?で昼晩のご飯が買えるような金額です!)。

かと言って、北京市内に出るまで中国元を持たないというのは心もとないです。ですから、まず日本国内の銀行もしくは中国の空港の銀行で最低限の交通費や食費等の費用を両替しておきましょう。それ以外は、空港外にある一般の銀行で両替もしくはクレジットカードのキャッシング機能を利用することをオススメします。

この記事の内容(もくじ)

銀行の両替について

まずは、銀行で両替する場合について順を追ってお話します。

銀行に着く前に現金を盗まれやすいのは駅の荷物検査!

北京市内の銀行で最低限のお金以外を両替する場合、大金を持って北京市内に行く必要があります。

中国は日本に比べスリや盗みが多い国です。空港から北京市内に出るのはある程度の時間と距離があるため、盗まれるかもしれないというリスクを伴います。更に、運が悪いことに中国で毎回電車に乗る際には、日本の空港の荷物検査と同じような荷物検査がどこの駅でもあります。大き目のバッグを持って素通りしようとすると確実に警備員に止められます。

このときに、きちんと対処していない場合その大金が自分の体から離れてしまうため、ここでお金が盗まれる可能性があります。また、故意ではなかったとしてもカバンを取り違えるということもあるかもしれません。

荷物検査対策その1.お金はポケットに入れるかバッグを肩に掛けコートで隠す

しかし、ここでその大金だけでも肌身から離さない方法があるのです。それは大金をポケットに入れておく、もしくはもし冬であれば小さな肩掛けのかばんにしてコートの下にそのかばんをかけておくことです。このようにしておけば、荷物検査はそのまま素通り、もしくは大きな荷物のみを荷物検査にかけることができます。荷物検査の際にポケットの中のものまで出せと言われることはありませんので、ご安心ください。

荷物検査対策その2.タクシーやバスに乗る

もう一つの対処法があります。それはタクシーやバスに乗ることです。その場合荷物検査はありませんので、お金を確実に手元に持っておくことができます。もちろん、電車やバス、タクシーに乗った後も油断は禁物です。お金は肌身離さず持っておきましょう。

とはいえ、北京の治安も以前に比べて大分落ち着きました。カフェでそのままパソコンを置いたままトイレに行く人なども見ますので、ちょっと油断したら絶対にすられる!というほどスリや盗みが横行しているわけではありません。しかし大卒の初任給が10万円以下と言われる中国で、5万円もあれば大金に間違いありません。日本にいてもそうですが、注意するに越したことはありません。

2016年5月現在、最もレートが良いのは招商银行

さて、ここからが本題です。無事に北京市内に着いたら銀行を探します。筆者が調べた限りでは北京にある主な銀行の中で、円を元に両替するときに最もレートが良いのは招商银行でした。
これはどこで分かるかというと、中国語で分かりにくいですが、こちらの画像の现汇买入价を確認してください。

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これは円を元に替える際に見るべきレートです。ここの数字が高ければ高いほど日本円を両替するときにレートが良いということになります。この写真の数字を使うと、招商银行では100円=6.0222元となります。これは2016年4月11日のレートで、この日のみの写真をここでは張っていますが、その後も筆者が確認した日はいつでも招商银行のレートが良かったです。

ちなみに上で示した上記の北京の大手の各銀行のレートを載せているサイトを確認したい場合は、百度という中国の大手の検索エンジンで「中国各银行 日元」と検索してください。今後検索結果の1ページの上から5番目に出てきます。

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今後、銀行のレートの良さは変わってくるかもしれませんので、両替するときは確認してから銀行に行くことをおすすめします。

招商银行に行ってみました

そして今回は実際に招商银行に行ってみました。招商银行は中国国内で比較的大きな銀行ですが、中国银行や工商银行に比べると店舗数は少なめなので探すとなると、前もって場所を確かめて行くと良いでしょう。

今回は北京の中で特に日本企業が集まる亮马桥(亮馬橋駅)にある招商银行へ行ってきました。ここには地下鉄の10番線が通っていますので、地下鉄を使っていくのが便利です。

亮马桥にはA~D出口があります。最も簡単に行くには、出口Aから地上に出たら、横断歩道を渡らずに左に曲がります。
しばらく歩いていくと左手に三菱東京UFJ銀行が見えてきます。

三菱東京UFJ銀行

また更に直進すると左手に全日本航空(ANA)が見えてきます。

ANA

そこからまた10分弱直進すると左手に招商銀行が見えてきます。

招南銀行

招商银行での両替手順
1.中に入ると両替専用デスクがあります。発券機で番号を取ります。

ここでどの位待つかは運次第です。中国はお客さんが並んでいるから急ごうとか、効率よく作業をしようというサービスはほとんど期待できません。運よくお客さんが少なければ早く両替がすみますが、運が悪ければ1時間近く待たされることもあるので注意してください。

2.銀行員に番号を呼ばれたら窓口に行きます。

番号を呼ばれる(叫んでいると言った方がいいかもしれません…)のは当然ながら中国語ですので、中国語が分からなければここで困ってしまうかもしれません。しかしもし中国語だったとしても、銀行員が何度も呼んでいるようであれば銀行員に番号を見せてみましょう。ジェスチャーで座ってと言われると、あなたの番のはずです。

3.パスポートを提示して両替をするお金を渡しましょう。

そこで銀行員と金額の確認をして、書類を記入すれば両替は完了です。
ちなみに、銀行内で両替の窓口が分からなければ、銀行員に日本円を見せればなんとなくこの人は両替したいんだなと分かってもらえるはずです。もしそれで理解してもらえなければ英語で「exchange money」もしくは「换钱(huan qian:フアンチエン)」と声をかければ理解してくれるはずです。

クレジットカードのキャッシング機能を利用する

キャッシングと聞くと、ネガティブなイメージがあるかもしれません。キャッシングとは簡単に言うと借金をすることですので、ネガティブなイメージが伴うのも当然です。

しかし、海外でキャッシングを利用すれば、クレジットカードさえあれば簡単に両替できるので非常に便利です。また、レートはその日の実勢レートが使われ、上乗せレートがない分かなりお得になります。ただし、キャッシングのネガティブなイメージそのもののである金利がネックです。しかしこちらもきちんと対処すれば、かなり良いレートで両替が可能となります。

クレジットカードのキャッシングは手数料がほとんどかかりません。

例えば5万円ほど引き出すときの手数料は、香港ドルを日本の空港や銀行で引き出す際は約9,000円もの手数料がかかります。

キャッシングを利用した場合は、クレジットカードにより違いますがEPOSカードなどどこの国でどの額を引き出しても手数料は955円(ATM手数料+利息)という値段のものもあります。ここまではかなりお得です。

しかし、キャッシングでは金利が怖いです。一般的に金利は実質年率18%です。しかしこれはあくまで年率の話で、キャッシングをした日から1年たって返済するときに、キャッシングで引き出した額の18%を支払わなければならないという意味です。

例えば、10万円を借りて1か月後に返済すればわずか1450円の金利で両替可能なのです。つまり10万円を借りて1か月で返した場合上記の手数料の955円に年利の1,450円で2,505円の負担で両替が可能になるのです。お金を引き出して1か月以内に返済すれば、銀行で両替するよりも断然お得です。

中国語に不安がある方は空港の英語や日本語に対応しているATMへ

不安要素は、やはり言語です。日本語でもATMなどの機械を初めて使うときは、使い方が分からないこともあるかと思います。それが更に外国語の表記となりますので、更に難しくなります。

空港などには英語や日本語に対応したATMがあるようです。

一方北京市内に出ると英語対応はあっても日本語対応のATMがあることは期待できません。中国語や英語に心配がある場合は、少し注意してください。

今回こちらでATMの使い方を説明していきますが、中国語が不安!という思いが強いと感じるのであれば、北京国際空港の多言語で使用できるATMを利用するか、銀行の窓口で両替をする方が良いかもしれません。

北京市内のATMでキャッシングをしてみた。

さて、いざ北京市内でクレジットカードのキャッシングを利用して中国元を出してみましょう。
まずATMを探します。これはどこのATMでも構いません。筆者は今回住んでいる近くにたまたま建设银行があったので、そこのATMを使ってみました。

銀行で両替

1.銀行のATMコーナーに入ったら、VISA、Master Cardなど以下の表記があるATMを使用します。

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ここのATMでは中国語表記か英語表記かを選べました。これだと中国語ができなくても安心です。中国語・英語の両表記があることを意味する右中央にある中英文のアイコンを選択します。

image (5)

2.右上にあるクレジットカードアカウントを意味する信用账户を選びます。

image (6)

3.パスワードを入力します。

image (7)

このパスワードはクレジットカードで買い物するときに使うものと同じです。

4.引き出しを意味する取款を選びます。

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右の2番目にあるアイコンです。

5.自分が引き落としたい金額を選びます。

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自分が引き落としたい額が選択肢になければ入力することも可能です。しかし、画像の中で黄色い文字で書いてありますが、このATMでは100元札しか出すことができませんので、例えば250元という額は引き出すことはできません。

6.以上の作業でお金が取り出せます。

実際の操作方法は銀行のATMによって変わってくるはずですので、この通りに行くわけではありません。

7.注意!最後に”退卡”を押してカードを受け取る。忘れたら2度と戻ってきません!

しかしお金を取り出せたからと言って安心してはいけません。取り出し終わったら、退卡というボタンを押しましょう。押さなければいつまでたってもカードは出てきません。

退出

つい退卡のボタンを押し忘れてATMを後にしてしまったという話も聞くので、退卡のボタンの押し忘れには注意してください。中国では、カードを忘れてしまったら取り戻すことはほぼ不可能です。

一番お得なのはATMでのキャッシングだが、中国語が苦手なら銀行での両替が楽ちん

クレジットカードとレートの良い銀行で両替するのとでは、返済方法を間違えなければクレジットカードのキャッシングを利用する方が断然お得です。

しかし、どちらを利用するかというのはやはり一長一短な部分があります。両替まで待たされたり、パスポート提示を求められたりと面倒くささはありますが、言語をほとんど気にすることなく利用したいのであれば銀行を利用するのが良いでしょう。

一方キャッシング機能は、かなりお得ではあるものの、ATMの言語に日本語がなかったり、使い方の違いが機械によってちがったりします。また後々の返済の際には少々煩雑な作業が伴います。長期間返済しなければこちらもかなり高い利子を払うはめになります。

どちらを利用するかは、時間に余裕があるか、必要な中国語を理解できるかなどを考慮し、決めていくのが良いでしょう。

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