マイル初心者でもわかる!乗り継ぎ便と経由便の違いを徹底解説

「乗り継ぎ便」と「経由便」の違いを解説!飛行機での海外旅行に欠かせない知識として、両者の違いをご紹介します。違いを理解していないと「現地での観光や旅行が楽しめないこと」も!こちらは、皆さんの楽しい旅&マイル蓄積を応援するページです。

知っておきたい!乗り継ぎ便と経由便の違いとは?

皆さんは「経由便」と「乗り継ぎ便」(乗継便)の違いをご存じですか?旅行会社・旅行サイトによっては同じように使われることもありますが、原則として別の意味合いを持っています。

乗り換えがある点は共通ですが「経由便」は「目的地まで便名が変わらない」という特徴があります。一方「乗り継ぎ便」は「乗り換えるたびに便名が変わる」のですね。それだけでなく「観光や宿泊が可能か」という点も異なってきますので、こちらできちんとチェックしてみましょう。

経由便とは?

「経由便」(Indirect flights)は「目的地まで便名が変わらない」という特徴があります。乗り換えがあり、なおかつ機体と乗務員は替わることはありますが、実は経由便も「直行便の一種」ということもできるのです。実際に途中で目的地でない空港に着陸するフライトスケジュールでも「直行便」と記載されることもあります。

それではなぜ、わざわざ目的地でない空港に着陸するのでしょう?それは、機体の整備や、フライトに必要な物資を補給するためです。具体的には、給水・機内食の積み込みほか、給油などもおこないます。特に長いフライトの場合には、出発時の空港でフライトに必要な物資を充分に積み込めないことがあるのですね。よって、こういった「必要物資の補給」が必要になるケースが多いわけです。

トランジット(待機時間)の過ごし方 経由便の場合

目的地でなくても空港に立ち寄る以上、トランジット(待ち時間)が発生します。経由便のトランジットについては、2通りの待ち方が想定されます。

目的地に向かう機体が変わらず待ち時間が短い場合は、そのまま機内で待つことになります。

機内清掃・機内点検があるなど、待ち時間が長引く場合には、飛行機から降りて「トランジットエリア」で待機することになります。こちらは、航空機の乗組員や乗客だけが入れる特別なエリア(制限区域)です。

トランジットエリアで待機する場合、飛行機から降りる際に「トランジットカード」(経由便客用搭乗券)を渡されることもあります。「トランジットカード」は再搭乗の時に必要となりますので、無くさないようにしましょう。出発のアナウンスが流れたら機体に戻り、トランジットカードを返却してください。

トランジットエリアで待機する際には「貴重品」だけを持っていけばOK。荷物の受け取りは必要なく、預けたままで大丈夫です。トランジットエリアには軽食が取れる売店やレストランが用意されていることも多いので、身軽な状態で少し骨安めができるのは嬉しいポイントですね。ただし、経由便で発生するトランジットの形は、国・空港によって異なるので、そこは覚えておきましょう。

経由便のトランジットでは基本的に入国手続きが不要ですが、アメリカや中国など一部の国では必要になります。しかし、いずれの場合も「トランジットを利用しての観光や宿泊はできない」のが原則です。「せっかく現地に立ち寄ったのだから、街の様子でも見てこよう」というようなプランは、残念ながら不可能ということですね。

乗り継ぎ便とは?

「乗り継ぎ便」(Connecting Flights)には「乗り換えるたびに便名が変わる」という特徴があります。乗り換え後の便は、航空会社が同じ場合・違う場合があり、便名や機体も変わります。なお、気になる搭乗券については「乗り継ぎごとに別発行」なりますのでご注意ください。

トランジット(待機時間)の過ごし方 乗り継ぎ便の場合

経由便では「トランジットを利用しての観光や宿泊はできない」のが原則でした。しかし、乗り継ぎ便の場合、トランジットの時間に余裕があれば「入国して観光・宿泊も可能」となっています。

乗り継ぎ便のトランジットでは、機体を降りて入国手続きをおこないます。預けていた荷物を受け取り、カウンターでパスポート(国によってはビザも)見せてください。その後、制限区域外に出ることが出来ます。

ロッカーなどがある場合には荷物は預けておけますが、全ての空港に用意されているわけではありません。この場合は、重たい荷物をもって移動しなければならないため、少々大変かも知れません。

観光や宿泊を経て空港に戻ったら、次に搭乗する便のゲートへ。カウンターでの出国手続きをおこなって搭乗してください。くれぐれも時間には遅れないように気をつけましょう。

「疲れてしまったのでとにかく休みたい」という場合には、トランジットエリア内にある「トランジットホテル」を利用することも可能です。ただし当日空室があるとは限らないため、事前に予約を入れておいたほうが安心かと思います。

ビザ不要で行き来できる国〜シェンゲン協定の加盟国

乗り継ぎ便をより積極的に利用して、シェンゲン協定の加盟国をいくつか観光するのも魅力的な過ごし方と言えるでしょう。

シェンゲン協定とは「入国審査なしに協定参加の26ヶ国間を行き来できる制度」のこと。パスポートの査証欄にスタンプやシールをもらう手間なく、国境を行き来できるという便利な制度です。1985年に、シェンゲン付近(ルクセンブルク)で結ばれたため、この名が付きました。

日本国籍を持っていれば、シェンゲン圏を含むEU加盟国での短期旅行においては「査証(ビザ)が不要」です。このことは「駐日欧州連合代表部」のホームページには明記されています。

ただし、滞在期間90日越の場合にはビザが必要になるケースがあります。
通常の乗り継ぎでこのような滞在日数はほぼあり得ませんが、一応知っておきましょう。また、パスポートについては、常に携帯しておく必要がありますので、ご注意ください。

シェンゲン協定加盟国の一覧
EU加盟国 イタリア、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、ハンガリー、ベルギー、チェコ、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ポルトガル、マルタ、オランダ、ポーランド、オーストリア、スロヴァキア、スロヴェニア、スペイン、スウェーデン
EUの非加盟国 アイスランド
リヒテンシュタイン
ノルウェー
スイス

まとめ

経由便と乗り継ぎ便の意味を混同してしまうと、せっかくの旅が台無しになるケースもあります。入国後に観光や宿泊をしたかったのに「経由便」に乗ってしまったために無理だった。あるいは、間違えて「乗り継ぎ便」を選択してしまい、現地で宿を探さなくてはならなくなった…など、大変困った事態になるケースもゼロではありません。

最後に、経由便と乗り継ぎ便の違いを改めて確認しておきましょう。

経由便…トランジットを利用しての観光や宿泊NG
(トランジットエリア=制限区域から出られない)
乗り継ぎ便…トランジットを利用しての観光や宿泊OK
(入国&出国で、手続き・審査などがある)

経由便と乗り継ぎ便の違いを理解した上で上手に使い分けて、ご自分に最適の旅を楽しみましょう。そして、マイルをたくさん貯めて、様々な国の人や文化と出会ってくださいね!

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