2014年9月から9ヶ月間、イタリアへ留学しました。イタリアはまだまだ現金払いが主流です。現地で使う現金をどうやって調達したかをお伝えします。
出発前に関空の東京三菱銀行で両替
当座に必要な現金は日本で両替していきました。関空(KIX)では、3Fにある東京三菱銀行を利用しました。色々な両替所を見て回りましたが、東京三菱銀行が出発ロビーからの利便性もよく、4Fの両替所よりレートが良かったからです。
飛行機が遅れて、到着したのは深夜。タクシーで滞在先まで行きました。イタリアではタクシーはすべて現金精算です。
イタリアでは新生銀行のキャッシュカードで引き出す
現地での滞在期間が長かったため、現金はほとんど海外のATMに対応している新生銀行のキャッシュカードを使用しました。
ATMでは日本円で1日最大10万円まで、1回500ユーロまでが多い
VISAカードのレートが適用されるため、公示レートの+2円で現地通貨を引き出すことができます。日本円で1日最大10万円までの引き出しが可能です。街中にあるほとんどの銀行で引き出しが可能でした。
ただし、銀行では1回の引出額が500ユーロに制限されていることが多いです。それ以上を引き出す場合は2回の処理が必要になります。
観光客用のATMは600ユーロまで
それ以外にも街中の商店などに観光客用のATMが設置されています。こちらでは通常1回600ユーロまで引き出すことができます。
観光客用のATMはスキミングに注意!わたしも被害に遭いました
銀行に比べるとセキュリティーが弱いため、スキミングの被害に気をつける必要があります。暗証番号を入力する際には手で隠すなどの配慮をすることがお勧めです。
実際に私も観光客用のATMでスキミングの被害にあい、カードが手元にあるにもかかわらず現金がおろされるということがありました。新生銀行は海外出金があった場合、即時にメールが届くため、すぐに発見し被害を最少額に止めることができました。また、不正出金であることが認められれば被害額は全額補償されます。
スキミングに遭った後はマスター・ポケットカードでキャッシング
スキミング被害で銀行キャッシュカードを停止してからは、現金をマスターカード機能付きのポケットカードから引き出すことにしました。
銀行のキャッシュカードと異なり、クレジットカードからの引き出しは利息がかかるので注意が必要です。カードの設定でキャッシング機能はリボ払いになっていました。カード会社に問い合わせると銀行振込で一括返済することが可能だったので、利子を最低額に抑えることができました。
長期で滞在する場合はレートの変動の影響を受けやすいです。
一時帰国でマネパカード作る
日本に一時帰国した際にマネーパートナーズのマネパカードに申し込みました。このカードではレートのいい時に両替し、両替した分をいつでも使用することができます。同じレートでマスターカードとして利用することもできます。現金はマスターカードに対応しているATMで引き出すことができます。ただし、出金手数料が1回につき1.25ユーロかかります。
ヨーロッパ圏内でも現金支払いがまだまだ主流のイタリア。特に長期滞在する場合の参考になればと思います。