2014年の春、中米のコーヒーで有名な国グアテマラへやってきました。
澄み切った青い空、遠くには火山が見えます。1500メートル以上も標高があるので、肌に感じる空気は、ひんやり冷たく、早朝は肌寒いほどです。
グアテマラで使用されている通貨はケッツアル(GTQ)です。緑色をした尾が長い国鳥の名前だそうです。ここではアメリカドルが一番換金しので、日本の銀行で何百ドルか手に入れておきました。
手っ取り早い換金方法はクレジットカードでキャッシングだった
結論から言うと、滞在中クレジットカードでキャッシングが一番便利な換金方法でした。クレジットカードなら、明細もレートもオンラインですぐに確認できます。必要な分だけ、滞在国の現地通貨を引き出せるので、後でいっぱい硬貨が残ってしまった、という煩わしさもありません。
グアテマラでは観光地にしか両替所がない
両替所は観光地に行かないとありません。
グアテマラのラ・アウロラ国際空港(GUA)の中に両替所がありますが、レートがあまり良くないと聞いていたので、必要最低限しか換金しないことにします。しかし、要注意です。ここでまったく換金しないと、後が大変なことになるのです。タクシーもスーパーも、ドルは一切受け付けてくれないからです。
それ以外は銀行になってしまいます。しかも地方の銀行へ行くと、銀行の口座を持っていないと換金してくれないのです。これにはかなり焦りました。外国人が地元の銀行で口座を開くには、様々な書類提出が必要になります。短期間滞在の観光客なら到底無理です。
かといって、まとめて大きな金額を換金するのも不安ですし、出来る限り大金は持ち歩きたくありません。
銀行での換金は紙幣のチェックがかなり厳しいのに、渡される紙幣はボロボロ
何度か、グアテマラの銀行で換金をしました。Banrural(バンルラル)銀行のレートが比較的高かったです。アメリカドルだけ換金できる銀行とと、ユーロも換金できる銀行があります。
グアテマラの銀行は紙幣のチェックがとても厳しかったです。かなり時間をかけて一枚一枚、目視をしたり手触りや機械で確信します。お札に少しでも切れ目や汚れがあると受け付けてくれませんでした。
なのに両替されて渡されるケッツアル紙幣はかなりひどいものでした。
向こうも時間をかけてドルをチェックするのですから、ケッツアルを受け取る側もちゃんとチェックして遠慮なくきれいな紙幣と交換してもらいましょう。ただ、換金してもらった窓口で、その場ですることがポイントです。
あるお札にはボールペンでメモ書きされていたので、
「このケッツアル紙幣は変えてちょうだい」
と銀行のお姉さんに頼みました。お姉さんは、
「あら、なんで?」
と言うので、
「私がこれと同じ状態のドル紙幣を渡したらあなたは受け取らないでしょう!」
と答えました。
お姉さんは黙って他のケッツアル紙幣と交換してくれましたが…その間に残りの紙幣もチェックしてみると、テープで切れ目を貼りつけてあるものなどボロい紙幣が出てくる、出てくる。結局、5枚ほど交換してもらいました。
楽天カードを持って行って良かった
そこで、すごく助かったのがクレジットカードの存在です。
年会費永年無料に惹かれて手に入れといた楽天カードを日本から持ってきていました。
幸い、グアテマラの地方でも今や普通にATMがあります。銀行の入り口やスーパー、ショッピングモールですぐに見つかります。ATMに5Bと書かれたものや、BIと書かれたものが設置されています。マスターカードやVISAなら問題なしです。
グアテマラのATMでクレジットカードキャッシング!
クレジットカードを挿入して、暗証番号を入力します。ATMによっては、差し込んで読み込ませたらすぐにカードを引き抜くのと、カードを挿入させたままにするタイプがあるようです。勝手がわからなくて、最初は手こずりました。
画面は、英語かスペイン語を選ぶことができます。クレジットカードでキャッシングという項目を押すと、最低50ケッツアルから2000ケッツアルまで引き出すことができます。画面を見ながらタッチしていくだけ、ほんの1分以内の操作です。あっという間に現地通貨のケッツアルを手に入れることが出来ました。
クレジットカードでキャッシングするメリット
クレジットカードで現金をキャッシングするメリットは沢山ありました。
まず、銀行で換金するよりも、はるかに手軽です。列に並ぶ必要もありませんし、身分証明書のパスポートもいりません。貴重な時間の節約にもなります。
クレジットカードでキャッシングをすると手数料がかかります。でも、楽天マスターカードは事前にキャンペーンに登録しておくと、ポイントアップになることもあります。
海外で使用するとポイントを2倍にして進呈、などお得なキャンペーンがあるので旅行前にチェックして登録しておきました。
クレジットカードを持ってきて良かった、と心底思いました。