麻薬・誘拐・ゲリラとネガティブなイメージが付きまとう南米コロンビア。一方で、2015年に開催されたミス・ユニバース世界大会ではコロンビア代表のパウリナ・ベガさんが優勝を果たすなど、美人が多い国としても有名です。
また、コーヒーの一大生産地としても世界的に名高く、日本にも多く輸出されその高い品質が支持されており、普段何気に飲んでいるコーヒーにもひょっとしたらコロンビア産のコーヒー豆が使われているかもしれません。マチュピチュ・ナスカの地上絵など世界的な観光地を擁する同じ南米のペルーと比べると、日本人にとってコロンビアはまだまだ観光地としてはメジャーではありません。
コロンビアの治安状況は徐々に改善している。
特に日本人観光客が最も敏感になる治安の問題も気になるところですが、近年コロンビア政府は、安全対策に本腰を入れ、殺人は2005年の18,111件から2011年は14,746件に、誘拐については2005年の800件から2011年は305件と治安状況も改善してきています。
その証拠に主要な観光地では、あちらこちらに警備に当たる警察官の姿が目に付きます。
コロンビアの観光地
エメラルドグリーンのカリブ海に浮かぶサンアンドレス島
Ellas. / Rossy¨¨
コロンビアの観光と聞いて、イメージがなかなか沸かない方も多いかもしれません。少しご紹介すると、カリブ海に浮かぶサンアンドレス島は、エメラルドグリーンの海に、白い砂浜が広がり、新婚旅行先としても人気で、アメリカや南米各地から数多くの観光客が訪れます。
エメラルドと鮮やかな街並、カルタヘナ
Colombia – Cartagena 023 / mckaysavage
エメラルドグリーンと言えば、宝石のエメラルドの世界トップシェアはコロンビア産です。そのカリブ海に面した風光明媚な港町・カルタヘナは、旧市街が世界遺産に登録され、歴史ある街並みを散策しながら楽しむことができます。
首都ボゴタの美しい建造物が立ち並ぶ地域カンデラリア
また、首都ボゴタのカンデラリアという地区は、旧市街で石畳が整備され、趣ある建造物が多く残り、その美しさはかつてスペインの植民地であった中南米でも1、2を競う街並みと評されています。ボゴタの標高は2,600メートルほどなので、ひんやりとして過ごしやすいのも特徴です。
このように魅力溢れるコロンビアですが、周辺国のペルーやブラジルから訪れると困るのが、お金の計算です。
お金を引き出すときは通貨ペソの桁数の多さに注意!
コロンビアの通貨はペソですが、100円=2,074ペソと単位が大きくなります。100円=2.5ブラジル・レアル、100円=2.6ペルー・ソルと比較的小さな数字に慣れてしまうと、コロンビアに到着した途端、桁違いの数字に戸惑ってしまいます。
ATMでクレジットを使ってお金を引き出そうとしても、10,000ペソ、20,000ペソと引出希望額に並ぶ桁数の多さに一瞬たじろいでしまい、ひとまず20,000ペソを引き出してみたものの、落ち着いて計算してみると、わずか1,000円相当の現金しか手にしていないことに気づき、今度は、200,000ペソとATMに入力。
桁の多さに少し恐縮してしまいましたが、当面の滞在費をカバーするには十分だったのでした。