マチュピチュ、ナスカの地上絵など世界的な観光地を抱えるペルーは、日本人旅行者にとっても不動の人気を誇ります。マチュピチュを訪れると、入り口ゲートには南米では珍しく日本語での案内もあり、親日ムードとともに、多くの日本人が訪れていることが伺えます。
ペルーの通貨はソル、スペイン語で太陽を意味します。為替レートは1ソル=40円ほど。ペルーの物価は日本よりも安く、食堂では7ソル前後( 約270円)で前菜とメインの付いたランチが楽しめます。
そんなお買い得なペルーで、意外に高いのがATMの手数料。観光地では、各銀行や両替会社のATMがいたるところに設置されているほか、両替所や厚い札束を手に携え言い寄ってくる両替商の姿をあちらこちらに見かけます。
ペルー”globalnet”のATMは日本語案内表示にも切り替えができる。
海外のATMで現金を引き出す際は、端末を上手く操作できるか、引き出した後、強盗に襲われないかなど、いろいろ不安要素がつきまといます。
世界中でほとんどのATMは英語での案内に対応しているため、見ず知らずの言葉の文字で悪戦苦闘することは少ないですが、英語といえども、母国語以外の案内で機械を操作するのは緊張するものです。
しかし、ペルーの”globalnet”ATMではありがたいことに日本語で案内表示がされます。
ペルー”globalnet”のATM手数料はなんと!ランチ2日分
ペルー各地で見かけるATM「globalnet」。クレジットカードを機械に差し込み、日本語案内に安心して手続きを進め、200ソル( 約7,600円 ) を無事に現金が引き出せた際はほっとしたのも束の間、取引レシートを確認すると手数料がなんと14.5ソル、日本円で550円以上もかかるのです。現地ならば食堂で2日分のランチを楽しめる金額に驚きを隠せませんでした。
その上、残りの滞在日数と必要な現地通貨の計算の詰めが甘く、一度おろした金額では少し心細かった為、追加で100ソルほど引き出すと、再び手数料が14.5ソルもかかっていました。引出の金額に関わらず、1回あたりで手数料がかかってくるようです。
1万円ほどを手にするのに支払った手数料は1000円以上。ATMの日本語案内に気分を良くしていたが、気持ちが一気に沈み込んでしまったのです。
ペルーで”globalnet”のATMを利用するには、手数料の負担を最小限に抑えるため、滞在日数と1日あたりの予算を的確にはじき出し、こまめに引き出すより1度で手続きしたほうが賢明でしょう。
両替商にも注意!偽札を掴まされることも
こんなことならば、分厚い札束を持った両替商に頼めばよかったと少し後悔しました。しかし、偽札を掴まされることもあるそうで注意が必要です。