飛行機に乗る際には航空券代とは別に、燃油サーチャージをはじめ各種費用がかかります。手数料だと思って安易に考えていると意外と高くて痛い目を見る場合があるので、費用についてまとめました。
それぞれの費用について、金額の具体例とともに説明します。
燃油サーチャージ
まず、燃油サーチャージです。飛行機の燃料代を、航空券代金とは別に請求される制度で、原油価格の変動とともに2ヶ月に1度のペースで各航空会社が見直しています。
2015年7月現在、目安として中国往復で5,000円、ベトナム6,000円、タイ9,000円、インド12,000円、欧州、中東、北米は21,000円かかります。航空会社によって価格が違いますが、金額に大きな差はありません。マイルで取得した航空券にもチャージされるので注意です。
空港使用料
次に空港使用料についてです。成田空港(NRT)の場合、旅客サービス施設使用料(PSFC)と旅客保安サービス料(PSSC)が出発時にかかります。旅客サービス施設使用料とはターミナルの館内移動施設の維持管理、サービスにかかる費用で、旅客保安サービス料とは手荷物検査等の安全確保のためのサービスにかかる費用です。
第1・2ターミナルの場合は合計2610円、LCCが飛ぶ第3ターミナルの場合は1,540円かかります。羽田空港(HND)の場合は2,670円かかり、成田空港とほぼ同額チャージされます。
航空保険
次に航空保険についてです。2001年9月より、日本航空(JL)、全日空(NH)、チャイナエアライン(CI)、フィリピン航空(PR)では往復600円、大韓航空(KE)100円×区間の航空保険料がチャージされています。
国別にかかる費用
次に国別にかかる費用です。北米・ハワイでは米国出入国税等で、往復7,430円、片道5,150円がかかります。グアムでは3,310円、フィリピンでは1,650円インドネシアでは1,600-2130円と、国と地域によって異なります。
航空会社ごとにかかる手数料
最後に航空会社ごとにかかる手数料です。エアーアジア(AK)では、一区間につき800円のカード手数料がかかります。クレジットでもデビットでもかかります。ANA(NH)では発券手数料が、カウンターや窓口経由で発券した場合5,400円かかります。WEBで予約した場合は無料です。
以上のように、航空券以外にも各種手数料がかかってきてしまうため、総額でいくらのフライトになるのか確認することが重要です。消費税が最後まで表示されないケースや、カード手数料、予約手数料等が最後にかかって想定より高くなるケースもあるので、料金確認の際は支払い直前の画面まで進んで確認するのが良いと考えます。
ペンネーム:mk5