トルコの絶景ポイントで撮影に夢中になり滑って骨折、緊急搬送

トルコで医療通訳をしております、間(はざま)と申します。医療通訳をしておりますと、旅行保険の大切さをに切実に感じるのです。旅行傷害保険をかけていれば、海外での不測の事態に対応しやすくなるからです。

トルコ一周ツアーで怪我をして、入院し手術を受ける

2014年の11月に、トルコ一周のツアーに参加されたOさん。自営業のために比較的長いお休みを取って10日間の周遊ツアーを選ばれたのだとか。最終日の午前中は、あいにく雨模様でしたが、ボスポラス海峡クルーズに参加されました。雨が降っているといっても小雨で、岸が見えないほどではありませんでした。

ボスポラス海峡はアジアとヨーロッパを分ける境界になっており、ヨーロッパサイド、アジアサイドどちらにも特徴的な建物が並んでいます。アジアとヨーロッパの架け橋となっているボスポラス大橋から、日本企業が架けたという第2大橋にかけては石造りの要塞などもあります。

写真撮影に夢中になり、滑って怪我、緊急搬送

Oさんは、絶好の写真ポイントで写真を撮るのに夢中になっておられたそうです。角度を変えようと足を踏み出したところで、雨に濡れて滑りやすくなっていた床に足をとられ、滑ってしまいました。カメラをかばおうと不自然なポジションで転んで、右足に激痛が走ったそうです。息をするのも苦しかったというOさん、クルーズ船が着いた桟橋から、ドイツ病院に救急搬送されました。

骨折が判明し、4時間の手術

ドイツ病院につくと、救急外来で診察後、レントゲンとCTをとりました。不幸中の幸いだったのは、右の下肢の骨折以外、頭などには問題がなかったことでした。しかし右脚は不自然な形に曲がっていたので、整形外科医が緊急手術を行うことになりました。手術は、右の脚部にプレートを入れる手術となり、4時間ほどかかりました。

2週間の入院後、メディカルスタッフ付き添いで帰国

手術後も、経過観察のために、最低2週間の入院が必要と言われました。壮年で健康、たばこも吸われないOさんの経過は非常によく、言葉ができなくてもかわいらしい看護師さんを口説くことができるほどお元気で、2週間後には付き添い付きで帰国する許可が出ました。ただし帰国後、日本でも病院にかかることが必要とのことでした。メディカルスタッフが付き添って帰国し、お住まいに近い病院へ搬送されることになりました。

搬送から帰国後の治療まで、すべて保険でカバー

Aさんは、三井住友海上の旅行保険をかけておられました。搬送費用、手術の費用と2週間の入院費用、日本に帰る際の付き添いのメディカルスタッフ、帰国便の費用は保険でカバーされました。さらに日本に帰国してからの手術後の経過観察にかかる費用も、すべて保険でカバーされました。

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