ミャンマーチャット(MMK)は日本で両替できない通貨なので、一旦、USドルに替えて現地に持ち込んで、ドルからチャット(Kyat)に両替することになります。
ミャンマー通貨への両替は、円→ドル→チャットで手数料が2回
両替だと円からドル、ドルからチャットと2回も手数料がかかります。両替所で円からドルに替えるだけでも3%程度の手数料が取られます。
しかもミャンマーではドル札は新札でかつ高額のドル紙幣の方が両替レートがよくなっている(おそらく偽札対策)ので、新札の100ドル紙幣を用意するのが一番です。しかし、最寄りの銀行に行くと小額紙幣を組み合わせた両替パックしか用意されていません。100ドル紙幣を3枚というように好きな金種をバラで欲しい場合は、メガバンクの外貨両替コーナーや外貨両替専門店に行かなければなりません。
だからATMでキャッシング!
少しだけドルを持っていき、足りなくなったら、現地のATMでクレジットカードを使ってキャッシングします。もちろんキャッシングなので金利がかかりますが、短期返済になるので両替手数料より安く済むことが多いのです。
しかし、ミャンマーといっても広い国です。ヤンゴン市内であれば比較的ATMを見つけやすいですが、郊外ではまだまだ難しいかもしれません。
というわけで、ヤンゴン市内のホテルの玄関前に設置してあるATMで、JCBカードを使ってキャッシングです。明細に AYA とあるので、エヤワディ銀行 (Ayeyarwady Bank) (ဧရာ၀တီဘဏ္)のATMですね。
200,000チャット(日本円で約2万円)を引き出しました。レートは0.0948円/MMK(MMKはミャンマーチャット)でした。
2015年10月26日にキャッシングして、12月10日が引き落とし日なので約45日間。年利は18%です。換算日は10/28。18,960円に年利18。00%の手数料420円が加算されて19,380円が請求額でした。
PLUS対応のATMだとATM利用手数料として5,000チャットがかかるという話もありますが、明細を見る限りJCB(Cirrusかな)はそれも無さそうです。
ちなみにATMでの1回の引き出し金額上限は30万チャット(約3万円)で1日3回までです。
いつもなら帰国してすぐ一括返済するのですが、今回は仕事が忙しくてそのまま放置してしまいました。元金に対して2.2%の手数料です。それでも両替に比べたら調達コストは安く済みます。
早期返済がお得な理由
ミャンマーの話ではないのですが、2017年の別の日にシンガポールで300SGD(シンガポールドル)をキャッシングしました。請求額は日本円で24,887円でした。引き落とし日までそのままにしておいたら金利手数料は49日間で398円かかるところ、15日で早期返済したところ121円でした。今回はネット銀行で振込手数料が無料の回数内だったので、振込手数料はかかりませんでした。サポートデスクに電話して一括返済の金額を確認し、指定口座に振り込むことで277円節約できたわけです。現地のATMでキャッシングして早期返済することが、海外での現地通貨調達の手段として最もお得なことは間違いありません。