仕事で2年間ドバイに滞在していた。砂漠の中に現れる高層ビル群、未だに破られていない世界一の高さを誇るタワー「ブルジュ・ハリファ」などがある、アラブ首長国連邦が誇る巨大都市だ。このドバイに拠点を置く航空会社がエミレーツ航空(EK)だ。
ドバイでの2年間、日本に帰るときはいつもエコノミークラスだった。エコノミークラスでも、いろいろな邦画を観られるので、退屈したことはなかった。それでも、ビジネスクラスがうらやましかった。ビジネスクラスでは、23インチの大型スクリーンをで映画を鑑賞できるからだ。
エコノミーをビジネスにアップグレートしたいがマイルが足りない
ドバイから帰国後、会社を辞め別の会社に転職した。やがて、憧れ続けたエミレーツ航空ビジネスクラスに乗るチャンスがやってきた。2013年5月、ドバイの現地法人へ出張を上司に命じられ、エミレーツの航空券を手配した。この航空券をマイルでアップグレードしたのだ。
足りないマイルを購入する
この時、エミレーツ航空のマイレージ「スカイワーズ(Skywards)」を30,000マイル保有していた。しかし日本‐ドバイ(DXB)間のアップグレードには45,000マイルが必要だ。
残りの15,000マイルをどうしたのかというと、買ったのだ。スカイワーズは、1,000マイルを25USドルで購入できる。私は15,000マイルを375USドルで購入した。ビジネスクラスに乗れるのならば安いものだ。
ドバイへ旅立つ前にサクララウンジへ
ゴールデンウィークが明けてすぐの2013年5月初旬に、関西国際空港(KIX)からドバイへ23時40分発の便で出発した。出発までJALのサクララウンジを利用できる。
ビジネスクラスは異次元の世界
いよいよ憧れの機内へ。座ってみてびっくりしたのが、席の脇にある大きなポータブルなモニターだ。座席はマッサージ機能付き。客室乗務員の対応も丁寧。アメニティーはブルガリ。すべてが異次元だった。
機内食も、トレーにすべてが載っているスタイルを見慣れていたので、前菜とメイン、デザートと別々に運ばれてくることに感動した。パンがあたたかい。オリーブオイルやバターをつけて大満足。高価な日本酒やシャンパンなど含まれたドリンクメニューもここぞとばかりに堪能した。
あまりに心地よさに、いつもよりも長く寝てしまう
到着日は土曜日で着いてからゆっくりと休めるので、機内では寝ないぞ!と決めていたが、フルフラットベッドの心地よさにダウン。いつもよりも寝てしまい、起きるともう着陸間近だ。豪華な気分を味わいきることができず、現地時間早朝4時頃にドバイ空港に到着した。
夜行フライトでビジネスクラスはもったいなかったのかもしれない。それでもマイルを買ってでも手に入れた今回のフライトに悔いはない!