photo by Mike Mozart
フランスで最も楽しみなことといえば、グルメですよね。
ファッションの国、映画の国、愛の国など様々な形容詞がつくフランスですが、美食の国でもあります。本歯のフランス料理はもちろんのこと、気軽なビストロやエキゾチックな料理など、フランスにいるだけで世界中の料理を堪能することが出来るんです。
そして最近では、世界的なチェーン店がフランスにも数多く進出してきています。マクドナルドを筆頭に、スターバックスやサブウェイなども進出してきています。しかし私にとって、最もうれしいのはケンタッキーフライドチキンがフランスにもあること。
フランスの肉文化において、鶏肉は必ずしも高い地位を獲得していません。やはり肉文化の最高峰は牛肉であり、その下に羊の肉が君臨している、それがフランスの肉のヒエラルキーなのです。そんな中、鶏肉を前面に押し出しているケンタッキーは、鶏肉好きの私としては非常にうれしい存在です。
もちろん、パリのケンタッキーに入りました。
パリのケンタッキー・フライドチキン、お昼時には長蛇の列でした。
パリのケンタッキーに入ると、お昼時だったからか長蛇の列ができていました。しかし理由はそれだけではないようで、フランス人って注文のときにかなりその場で悩んでいるんです。日本だったら後ろの人のことを考えて一旦列から外れそうなものですが、彼らはそんなことしません。列は長くなる一方でしたが、そんな時ふと横に眼をやると端末がありました。
ちょっと気になったので、列から外れてみてみることに。すると、注文ができる端末のようでした。
長蛇の列もICチップ付のクレジットカードがあれば端末利用で注文がスムーズに!
端末で注文をすれば、列に並んで順番が来れば出来立てをすぐに受け取れる、そんなシステムのようです。注文はタッチパネルで行うようで、フランス語がうまくしゃべれない人でも、写真が出ているメニューから選ぶのであれば簡単ですね。早速メニューを注文してみようと考えてみました。私はフランス語には不自由しないのであまり必要性はなかったのですが、それでも面白そうでした。
しかしここで重大な事実に気づきました。お会計はクレジットカード決済のみで、しかもICチップが搭載されたカードしか対応していないのです。財布の中を見てみても、あいにくICチップ付のクレジットカードは入っていませんでした。
仕方ないので、改めて行列に並ぶと思ったら、さらに行列は長くなっていました。そして端末に一人のお客が来て、クレジットカードを使って注文をしていました。見ていると本当に便利そうだと感じたので、次にフランスに来るときには絶対にICチップ付のクレジットカードにしようと心に決めました。