광안대교 Gwangan Bridge, Busan / InSapphoWeTrust
photo by InSapphoWeTrust
現在、私は専業主婦をしています。主人は、韓国資本の会社の日本支社で働いており、同僚の半分近くは韓国の方々です。
その中に、一度破局したものの、私たち夫婦が結婚式の二次会であげた「ディズニーランドのパスポート」を使って復縁を果たし、結婚までたどり着いた女性がいました。お相手も韓国の方なので、結婚式はお互いの実家がある韓国・釜山で行うとのことでしたが、私たち家族にも出席してほしいと言ってくださいました。
マイルで釜山3泊4日
そこで、私たちは観光もしてしまおうと、結婚式を含む3泊4日で日程を組みました。ホテルの宿泊代はご結婚されるご夫婦が負担してくれるとのことでした。急遽、航空券を購入することになったのですが、いくら近くの韓国とはいえ結構な出費です。そこで、今までコツコツと貯めていたマイルで、成田⇔釜山の二人分を特典航空券に引き換えました。
私がいつも旅行先を決めるときのポイントは「日本語か英語が通じる」なので、今回の韓国は不安いっぱいでした。中国語であれば、漢字なのでどうにか意味はわかるかな~と思ったのですが、ハングルは全く読めません。
しかも、ツアーじゃないので、空港からホテルまでの行き方など、とにかく行く前にインターネットで情報収集しまくりました。
さすがに空港内は言葉でつまずくことはありませんでしたが、ホテルのチェックインは韓国語でした。困り果てて英語でチェックインしたい旨を伝えると、日本に留学していたことがあるという、若い女性の韓国人スタッフがでてきてくれました。この時はただホッとしただけでしたが、この後、このスタッフに本当に本当にお世話になりました。
言葉の通じない韓国でわが子が病気に
滞在二日目の夜中、一緒に行っていた2歳前の娘が突然の嘔吐。しかも、何度も何度も。そして微熱がでてぐったり。どうしていいのかわからず、嘔吐物を処理したり、娘の様子を見ながら朝を待ちました。
これが日本だったら、そんなに動揺しなかったと思います。しかし、ここは全く言葉のわからない韓国。しかも、マイルを使った個人旅行なので、日本語が通じる旅行会社のスタッフなんていうのもいません。チェックイン時にお世話になった女性だけが頼みの綱です。
フロントでその女性を呼んでもらい、ベッドを汚してしまったことや、どこか病院を教えてほしい旨を日本語で伝えました。すると、ホテルから一番近い内科を教えてくれて、なおかつ一緒に行って全て通訳してくれました。
また、度重なる嘔吐で胃が弱っている娘のために、近くにある【お粥専門店】を案内してくれて、そこのスタッフにも娘の状況を説明し、一番体に優しいメニューを選んでくれました。
部屋に戻ってからも、おでこに貼る冷却シートを自腹で買って持ってきてくれたり、「近くに住んでいるので、困ったときは夜中でもいいから電話してください」と自分の携帯番号を教えてくれたり、本当に親切にしてくださいました。
もしあの時、あの女性スタッフがいなかったら…と思うと、本当にゾッとします。
個人旅行にはリスクもある
今まで、何度もマイルを使って自由な個人旅行を楽しんできましたが、今回ばかりは個人旅行のリスクというものを実感しました。マイルを特典航空券に交換するのはとてもお得ですが、色々なリスクも考えたうえで、自分にあった使い方をするべきだなぁと思います。