accepts major credit cards / romana klee
photo by romana klee
海外で長期滞在するにあたって、クレジットカードは持っていると大変、重宝します。というより無いと困るくらい、今やクレジットカードは海外滞在に必須アイテムの一つといえます。
VISAかMasterCardを持ってゆき、ATMで現地通貨を引き出すのがおすすめ
旅行する際には、世界中どこでもカバーしている最強のVISA またはMasterCardがついた国際クレジットカードは必ず携帯します。利点はなんといっても、各国のATMで容易に現地通貨を引き出せることです。わざわざ両替するために並ぶ手間や時間が省けるし、銀行が開いてなくても、あちこちにあるATMでどんな時間帯にでも、すぐに現金を引き出せるのでとても便利なのです。
さらにオンラインで幾ら使っているかこまめに確認できるので安心です。それだけでなく、旅行の終盤に余分に両替しすぎてお金が手元に残ってしまった、という誤算も避けられるのでクレジットカードは本当に必須アイテムです。
現金を多く持つよりもクレジットカードでそのつどキャッシングがおすすめ
さて、私は2014年から中南米のとある国に長期滞在をしています。滞在しているこの国では、観光ビサしか所有していない場合、銀行口座を開けることができません。
それで家に現金を保管しておくよりも、必要な時に必要なだけATMでクレジットカードを使ってキャッシングして日本の銀行口座から引き落とすようにしています。もちろん、その都度手数料はかかりますが、犯罪の多いこの国において大金を家に置いておくよりはずっと安心です。
クレジットカードは便利だがスキミングや引ったくりには気をつけて
でも、気をつけなければいけないこともあります。ある観光地ではスキミング被害が多発していて使用するATMを選ばなければなりません。また、ATMからお金を引き出している所を見張っていて、あとをつけて行き、人通りの少ない道に入ったところを数人で襲いかかって現金をひったくる、という事件も起こったりしています。
私は、危険な目にはあったことはありませんが、クレジットカードの有効期限が切れてしまいATMで使えなくなり大変、不便に感じました。長期滞在するならば、有効期限が失効することや盗難に遭うことを想定して余分に何枚かクレジットカードを持っていくべきですね。
そして、日本の銀行口座に残高がないのにキャッシングし続けてしまったことも。後で気づいて振り込みましたが、つい口座をチェックするのを忘れてしまい焦ったことがありました。
クレジットカードは身分証明書になる
最近、私はこの国で5年間の永住ビサの取得手続きを始めたのですが提出する書類の一つに混じって、クレジットカード本体とカードのコピーがありました。もしもの時に日本へ帰国できる十分な予算がある、という事を証明するためと、個人の身分証明という理由で提出を求めているらしいです。
反対にクレジットカードがない人は、日本までの航空券を買える程の金額が銀行口座に入っている地元の保証人を見つけて来なければなりません。年収が50〜60万円が一般的なこの国で、はっきりいってそんな保証人を見つけてくるのは至難の技です。この時は、さすがにもしクレジットカードを持っていなかったら?と一瞬ヒヤッとしました。クレジットカードを持ってきといて良かった〜!と心底思ったのでした。
ここで思い出した余談が一つあります。このビサ取得の手続きの時、クレジットカード本体はその場で見せて、確認されるだけですぐに返却してくれます。しかし、ある私の知り合いはそのまま窓口に置き忘れる、という大失態をしでかしました。
数時間後に気づいて慌てて取りに行ったらクレジットカードは窓口で保管しておいてくれ返却されましたが、後でチェックしてみたらしっかり不正利用されていたそうです。
この国では、隙のある方が悪い、気をつけていない自分が悪い、で事が片付けられますのでクレジットカードを使用する際には気をつけたいものです。