ブキッ・ビンタン(マレー語: Bukit Bintang)。モノレールが走る通りを境に、東と西で様相ががらっと変わる。東はパビリオン Pavilion KL を筆頭にブランド店が凝縮するエリアで華やか。
西はアロー通りの屋台や安売り店が立ち並ぶエリア。道端に人が寝転がっているのも西側だけか。それほど民度の違いが表れているように感じた。
歩いてアロー通りへ。多民族国家マレーシアらしく、混沌としていて圧倒される。
黄亞華小食店 (Wong Ah Wah Restaurant)
超有名な偽ミッキーの店で炒飯を注文した。中国語はさっぱりわからない。英語はたしなむ程度だが、写真入りのメニューがあるので指差しオーダーで問題ない。
炒飯が来た。カリッと炒めたご飯としっとり茹であがったエビとイカのハーモニーや。意外とうまいじゃないか。勢いでビールも頼んでしまった。炒飯食べ終わっても、Asahiの小瓶はまだ飲みきらない。
支払いは代引きだ。屋台スタイルだから代引きにしないと、誰が払ったかわからなくなる。
試しにクレジットカードが使えるか聞いてみたが、一瞬表情がこわばり「No money?」と言われたので、空気読んで現金で払った。
このような店でもアクセプタンスマークはある。Visa、Masterは使えるようになっているが、こういう店こそ、QRコード決済が向いていると思うが対応していないようだ。
マレーシア・イスラム美術館 (Islamic Arts Museum Malaysia)
ホテルの近くにあったので行き当たりばったりで行ったマレーシア・イスラム美術館 。しかし、美術館は予習が8割!下調べしてから行かないとダメだと痛感。
調べてから行けば、幾何学模様に感動することもできたかもしれない。もっと言うとイスラムの歴史を知らないと、展示物を見ても「おおこれはすげー!」とはならず、ただただ古いコーラン、民族衣装、コイン、モスクの模型を見ただけで終わる。
マレーシアの決済事情
今回試しにブランドプリペイドカードを使ってみたが、マレーシアではICチップを搭載していないカードは、たとえコーヒー一杯でも使わせない店が多い。
ライアビリティシフトといって、数年前からICチップ無しのカードでの不正利用は加盟店の責任に変わったので、リスク回避のために使用を拒否するのは正しい姿だ。
その点、日本では磁気ストライプでも使える店がほとんどだし、プリペイドカードはICチップ付きのものを見たことない。発行会社はチップ付きのカードに切り替えなければならないが、今のところ後手に回っている。発行コストの高さから二の足を踏んでいると思うが、タイムリミットは近い。