ウクライナのプリペイドSIM事情。広く普及しているキャリアはMTSとlife:)

Kiev

SIMフリーのスマートフォンが出まわるようになり、海外で現地のSIMに交換して携帯を使うことが簡単になりました。2015年3月から5月にかけてウクライナ・キエフに滞在した際に、持参したSIMフリー版のiPhone 6 Plusを現地SIMで使用したときの体験を紹介します。

顔文字がかわいいlife:)SIMを使うことにする

ウクライナの携帯は主にプリペイド型で、事前に必要な金額をチャージして使う方式です。広く普及しているキャリアはMTS (キリル文字ではМТС) とlife:)です。どちらでも良かったのですが、スマイリーな顔文字がかわいいという理由でlife:)のSIMを探すことにしました。

life:)の正規販売店で通話専用SIMを選ぶ

市中心部に近いPloshcha Lva Tolstoho駅で電車を降りて少し歩いてみると、life:)の正規販売店が見つかりました。場所はBessarabska Square通りの2番地です。

中に入ってnano SIMを注文すると、データ通信は必要か聞かれました。キエフのカフェやレストラン、大きい公園では無料Wi-Fiが普及しており、私にとってネット接続はそれで十分だったので通話専用SIMを選びました。SIMの代金は15 UAHで、とりあえず50 UAHチャージして合計65 UAHでした。日本円にして330円程度です。

店員さんがmicro SIMを切ってnano SIMを作る

店員さんが新品のSIMを取り出しましたが、見てみるとそれはmicro SIMでした。「それは違う!」と思いましたが、彼はそのSIMを裁断機に乗せてnano SIMサイズに切り抜きました。どうやらウクライナではmicro SIMの端末のほうが多いらしく、nano SIMはmicro SIMを切って作るようです。

少し驚きましたが、店員さんにiPhoneを渡してSIMを交換してもらいました。もともと入っていたSIMもなくさないよう注意して受け取り、これで完了です。

実際に携帯を使ってみると、日本と同等の通話品質ながら、日本よりずっと安い料金で通話とSMSを利用することができました。数日に1回の通話と1日数回のSMSの利用で、2ヶ月間チャージせずに済みました。もしチャージが必要になった場合でも、少額ずつチャージすればいいと思います。

チャージはlife:)のウェブサイト上でクレジットカードで行うか、街中で売っているカードを現金で購入し、カードに記載されたコードを入力することでできます。

長期滞在でも短期滞在でも海外で携帯を利用できると便利です。私が利用した店舗の店員さんはウクライナではめずらしく英語を流暢に話すことができ、他にも英語を話す外国人ビジネスマン風のお客さんがいました。英語で話したい場合はこの店舗か、できるだけキエフ中心部の店舗を利用するといいと思います。

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