カーニバルの行商からもカードで買い物ができる、ブラジル・リオデジャネイロ

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春の訪れを待つ2月、厳しい寒さが続く日本とは対照的に、南半球の国々は真夏の真最中。人々は焼き付けるほどの陽の下で過ごしています。

そんな季節、毎年ニュースでも紹介されるお祭りの1つがブラジル・リオデジャネイロのカーニバル。このイベントの期間中は多くの人にとって休暇となり、カーニバル以外にも街中の至る所でパレードや野外ライブなどが開催され、リオは異常なまでの熱気に包まれます。

2016年にオリンピック開催を控えるリオデジャネイロと聞いて、カーニバルの他に、コルコバードの丘に立つキリスト像を思い浮かべる人も多いかもしれません。その像はシンボル的存在で、リオの街を見守っています。頂上からはリオの美しい海岸線と、山のコントラストの風景が楽しめます。この美しいビーチを求めて、冬のヨーロッパや北米などを中心に世界中から夏を求めて観光客が押し寄せるのです。

リオの街を歩くと、ビーチタウンらしく、水着にTシャツを羽織っただけ、暑くなれば男性は上半身裸で闊歩する姿をよく目にするくらい、人々はとてもラフな装い。

そんなリオっ子は、暑さで乾いた喉を潤すため、街中のあちこちにあるジューススタンドをよく利用しています。

リオっ子の財布はとにかく薄い!その理由は“デビッドカード”

グラスを飲み干して水着のポケットから取り出す彼らの財布はどれもみな薄っぺらいのです。ポイントカードやレシート、小銭でぱんぱんのものを見かけることはほとんどありません。その1つの理由が、多くの支払いをデビットカードで済ませるため、現金をほとんど持ち歩かないのです。

レストランは、テーブル会計で清算する店も多く、カードの読み取り端末を5台以上用意して、ウェイターが端末を持って各テーブルを慌ただしく行き来しています。

リオはカーニバルの行商からもカードで買い物ができる街

レストランのほか、商店はもちろん、こんな所までもというような場合も、ガードでの支払いを受け付けてくれます。その一例が行商です。

カーニバル期間中は街中が宴会モードで。行商がアルコール飲料などを売り歩いています。中には、商品の値段と少々デザインの荒いマスターとビザのマークを描いたプラカードを持った行商の姿を見かけることもあります。実際にこの行商はカード端末機を携えて、デビットカード払いの客にも対応していたのです。

これほどカード払いが一般的なリオデジャネイロでは、日本人旅行者にとっても便利な環境です。ほとんどのカード端末はデビッド・プリペイド・クレジット決済に対応しているので、多額の現金を持ち歩かなくても済みます。

リオデジャネイロでの観光は、地元っ子のように、クレジットカードと少額の現金で、ビーチスタイルの軽やかな服装がおすすめです。

※第31回オリンピック競技大会(2016/リオデジャネイロ)2016年8月5日~8月21日(17日間)

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