Visa Takes You Places / Bruno Girin
photo by Bruno Girin
クレジットカードを持っていたことによって、救われたと思った事は何度かあるのですが、その中でも、グァテマラに行った際にあった出来事を紹介します。
20ドルとメキシコのお金を持って、グァテマラへの一人旅。お金は十分足りるだろうと踏んでいた。
2009年1月初旬、私はその頃メキシコで働いて2年近くが経とうとしていました。ですが、「旅行好きなのに全然メキシコから出ていない!」と、ある日ふと思い、ものすごく安いチケットが見つかったので、メキシコの隣のグァテマラに1人で行くことにしました。
グァテマラへは2泊3日の週末旅行で行ったのですが、特に買いたいものもないと思っていたので、現金は前にアメリカへ行った際に残った20ドルと、後はメキシコのお金を持って行きました。その現金だけで十分足りるだろうと私は踏んでいました。
グァテマラは意外と物価が高い!メキシコの通貨から両替ができず。現金0に。
ところが、意外にもメキシコよりグァテマラの物価が高く、しかもちょうど時期がリーマンショック後だったので、メキシコのペソが急落していた反面、グァテマラのケツァルが価値をキープもしくは、上昇していたのです。だから、どの銀行に行っても、「今はメキシコペソの交換は行っていない」と言われてしまい、でも、空港からのタクシー代で既に持っていたアメリカドルも使い果たしてしまいました。これはやばい、帰れないどころか、食べることすらできないと思い、どうしようと思いました。
天の助け?VISAカードでキャシングができた!
そして、そんな時に何となく入った銀行のATMでキャッシングができることがわかったのです。「そうだ、クレジットカードを持っているのだから、別に現金から現金に換金しなくても、現金が手に入るじゃないか」と思いました。ちなみに私が使ったクレジットカードは、学生の時に店頭キャンペーンにのせられて作ったMUJIのセゾンカードで、VISAです。
VISAは世界の多くの場所で使えます。特にこういったATM関係にはかなり強いです。もう既に私の中でペソとケツァルのレートの差もよくわからなかったのですが、大体これだけあれば足りるだろうと思われる金額をATMで入力して、難なく現金を引き出すことに成功しました。
地元の味を楽しむためにも、現金は十分用意しておこう。
これのお陰で、私は安宿のおじさんに頼みこんで「後払いにして」と言っていたので、それも支払うことができましたし、海外旅行と言えば、地元の小汚い食堂で食べるのが私の楽しみです。
そういう所はクレジットカードでの支払いなんてできませんから、現金が手に入ってやっと地元の味を堪能することができたのです。これほどドキドキした海外旅行はいまだかつてありません。クレジットカードを持っていて良かったです。