エジプトの、自称”政府公認ガイド”には気をつけて!

アウェーでエジプト人に逆転負け

約年1回で海外旅行を楽しむ私は、今までに30カ国を旅しました。行く度に色々な経験をし強くなっている気がします。その中でも一番鍛え上げられた国がエジプトです。そのエジプトでの大敗話を、恥を忍んで書きました。

カイロ空港(CAI)から市内のバスや市内のメトロは1£(17円)、ピラミッドへも乗合バスで10£程度、博物館入口や道順…、事前に調べ上げて万を持して2014年12月人生初のエジプトへ向かいました。

日没後の19時頃、空港に到着した自分を出迎えてくれたのは「タクシー!」という数多くのエジプト人でした。この手の方々は経験済みなので軽くクリアし、バスターミナルへの無料バスを必ず来ると信じて待ちました。

30分ほどしてバスが来たので乗車し、目的地のバス停に到着です。市内行きバスが見当たらず、「タハリール?」と尋ねまくります。教えてもらい乗車したバスは、2時間かかってタハリール広場に到着です。22時過ぎのタハリール広場は暗く、怖いので疲れてはいましたが、足早にホテルへ向かいました。
 
翌朝はピラミッドへ。予定通りメトロに乗車するも、1駅間違えてしまうミス。スマホで地図を確認すると、駅近くの大通りがまっすぐピラミッド方向に続いていたので、まあいいかと歩き出しました。

ピラミッドに向かう途中でパンを買う

途中のパン屋で朝食を購入。適当に1つを指差すと同じパン7つで2.5£。良くわかりませんが、かなり節約できました。

少し歩くと道路にたくさん人が居て次々に来たバスに乗っていきます。ここがバス停だな、と来たバス毎に尋ねますがなかなか捕まりません。20分ほど格闘していると英語を話せる人が
「ピラミッドに行きたいのか?」
と聞いてくれました。その人と同じバスに乗ってピラミッド近くに無事到着です。料金1.5£、ここまではいい感じです。

ピラミッドにも博物館にも政府公認ガイド?

初ピラミッドは想像以上に大きかったです、感動です。ピラミッドに近づくと
「私は政府公認のガイドだ。入るにはガイドが必要だ。」
と、声をかけて来る人が…。ブログで読んではいましたが必要なのかなと思い、ついて行くと馬に乗れと言い出します。

完全に怪しいと思った自分は、NO!と言って、怒りながらガイドを振り切って歩き出しました。脇のスラム街を抜け、なんとかピラミッド入口に到着し中に入ります。すると、
「私は政府公認の(略)」
しかし警察官と一緒に居たので無視できません。
 
ついて行くと、ピラミッドから少し離れた遺跡を案内しだしました。貴重な物なのでしょうがヒエログリフやらレリーフやらがほったらかしです。

しばらくすると、「この先は別料金だ」と請求してきました。仕方なく100£出すと「足りない」、手持ちがないので20ユーロ「足りない」、1000円「足りない」…
「ふざけんな!帰るわ!」
と怒って出口に向かって歩きました。少し追いかけてきましたが完全無視。出ずにエリア内の休憩所で頭を冷やして満喫はしました。
 
満喫後に、コカコーラを買おうと道端の人のよさそうな爺さんの売店へ。コーラを指差すと、開けてくれて手渡しされて20£…。もう半ば、ばくちで大負けした気分で反論する気力もなく、やけになって払いました。

ギザ駅までのバスも捕まらず、また地元の人に助けてもらいましたがバス運賃が20£。商魂たくましいと言うか、詐欺に近いです。

エジプト旅行のブログなどでは空港や市内からピラミッドまでタクシーで200£とか払っている人もみかけました。まだ旅の序盤でもあって1円でも節約したい私にとってはかなり節約できたと思ったのにかなりの痛手、まさかの逆転負けでした。

翌日、カイロ考古学博物館へ。並んで中に入ると
「私は(略)」。
無視です。館内では欧米人が追加料金徴収されていました。

警官にチップを求められたのは後にも先にもエジプトだけ

他にも空港や駅での買物でも色々ありましたし、警官にマクドナルドを尋ねると「BANKはあっちだ、チップを払え。」
と言われたりもしました。自分の発音が悪いのはともかく、警官にチップ請求されたのはこの国だけです。

エジプト人に善人は居ますが、悪人が3倍活躍しているので私の中では最下位の国です。エジプトに旅立つ前に、ぜひ旅行者のブログを読みあさって反面教師にして楽しく安全な旅行を楽しんでください。では。

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