6年前に、当時大学生だった妹の卒業祝いを兼ねてラスベガスへ行き、とても楽しかったのでまたいつか行きたいなーと思っていたところに見つけた、「JALスペシャルディスカウントマイルキャンペーン」のバナー。2002年のことでした。
通常は5万マイルかかるラスベガスが、2万マイルで行ける!
成田発JAL直行便利用。(※注 2015年現在は、日本からのラスベガス直行便はありません。でも、アメリカ本土行きは現在も5万マイルと変わっていません。改悪する航空会社が多いのに、びっくり!)
この頃は、JALカードCLUB-Aを持っていたし、ハワイへJALWaysの便でよく行っていたため、マイルは貯まっていました。
今回は、ラスベガスでは初となる一人旅&個人手配に挑戦してみることにします!
シルバー・ウィークはまだなかった年ですが、仕事の休みを取ってもよさそうなのは9月の第3週目。直前の週末土曜日14日発にしてみました。帰国便は、18日水曜日。
1人分だとJALも、けっこうあっさり特典航空券、取れるものです。本当に2万マイルだけで取れました。この頃は、航空券はEチケットではなく紙でした。後日宅配便で航空券が送られてきました。
グランド・キャニオンにも、行ってみておこうかなー。
ラスベガスの情報収集には、昔も今も「ラスベガス大全」というサイトが充実していてお勧めです。グランドキャニオンのツアーの比較情報などもあり、日本語ツアーを申し込みできるので、今回はここから申し込むと割引になるものを予約してみました。「グランドキャニオン・日帰りデラックスツアー」定価250ドルが165ドルで予約できました。(※注 2015年現在、価格は上がっています。)
ラスベガスのホテルは、近年は特に「ホテル予約サイト」で手配するのがお得と言われています。
でも、「ホテルグループ直営の予約サイト」も情報が充実していて、同グループの系列ホテルの価格比較も簡単にできます。さらに、宿泊直前に価格が大幅に下がることがあって、安い価格に変更できることがあるのです!(詳しくは後述)
前回妹と旅行したときは、パッケージツアー利用で、ホテルはできたばかりの「モンテカルロ」でした。普通(以上)によかったので、一人旅だし、確実に安心なここにしよう。
それから、もう1軒は別のホテルにも泊まってみよう!と、3年前にできたばかりの「マンダレイ・ベイ」に狙いを定めました。ここは、波の出るプールがあることで有名で、ビーチリゾートの雰囲気がテーマのホテルです。砂漠の真ん中の街で、ビーチリゾート気分を味わうってどんなだろう?常にハワイにも行きたい私には、ちょうどいいです。
どちらも、ホテル運営のサイトで予約します。
2002年9月のラスベガス旅行の、ホテルのことを調べているところです。
2軒を2泊ずつハシゴすることにして、どちらに先に泊まるか迷いましたが、「マンダレイ・ベイ」が14日は空室がなかったので、「モンテカルロ」が先になることに自動的に決まりました。
週末のラスベガスは、近隣の町からギャンブラーが集うため、カジノが一番盛り上がる土曜日はホテル価格が上がるし、チェックインできない(ハイローラー向けだけにする?)ホテルも多いのだ、と当時聞きました。
それぞれ最安値の部屋で、「モンテカルロ」14日(土)249ドル、15日(日)99ドル、「マンダレイ・ベイ」16日(月)125ドル、17日(火)125ドルでした。
「ラスベガス大全」のことを教えてくれた知人からのアドバイスもあり、出発まで1週間を切ったところで、ホテルに予約確認の国際電話をしてみることにしました。
予約時にデポジットとして1泊分、既にクレジットカードにチャージされているにもかかわらず、土曜日チェックインは当日、「空室がありません。」なんて言われることが稀にあるんですって。だからいわば「リコンファーム」です。
「モンテカルロ」へ国際電話します。英会話スクールでの上達の効果の度胸試し。
・・・といっても最初は、「ジャパニーズ・スピーカー・プリーズ」、って言ってみるのですけどね。
案の定、「ジャパニーズ・スピーカーなんていません」と言われました。仕方がないので、英語で頑張ります!
名前を言って、宿泊日付と価格を確認したら、「価格下がってますよ。変更しておきましょう。」との素晴らしい申し出が!!14日(土)は149ドル、15日(日)は69ドルに変更してもらえることになりました。
えー!頑張って国際電話してみただけで、130ドルも割引になったよー!!英語もなんとか通じてよかったです。
ショーについては、「絶対に、O(オー)。」とのお勧めをいただいたので、人気すぎて入手不可能との噂もある中、シルク・ドゥ・ソレイユのサイトを見てみました。
幸い、3日前という直前にもかかわらず、オーケストラ席104セクションの4列目が空いてました!即予約。$121ドルでした。(※注 2015年現在、価格は上がっています。)予約確認書を印刷して持参し、チケットはショーの劇場があるホテル「ベラッジオ」のボックスオフィスで受け取ります。予約した際に利用したクレジットカードと、パスポートを提示して受け取ります。
一人旅だと、手配がとてもスムーズな気がするなー。
出発2日前には、スーツケースを成田空港(NRT)へ送ってみることにしました。(当時は岩手県盛岡市に住んでいました。)
利用するだけで100マイルがつく「ABCスカイパートナーズ」で申し込みしたら、往復で3600円。日通航空が自宅に集荷に来てくれて、当日は出発ロビーのカウンター(入口からとても遠い)で受け取りました。マイルは、ノースウエスト航空の口座につけました。
こうして、2回目のラスベガス、一人旅では初ラスベガス、英会話の度胸試しの旅ラスベガス、に出発したのでした!
2002年、JALスペシャル・ディスカウントマイルキャンペーンで、2万マイルでラスベガス直行便の特典航空券を手配しました。今回は一人旅です。
9月14日の出発当日です。
年会費1万円のJALカードCLUB-A。私は国内線を使う機会はほとんどないので、これまで恩恵らしい恩恵を受けたことはありませんでした。
でも、今回初めて、特典航空券利用にもかかわらず、成田空港(NRT)のビジネスクラスのチェックインカウンターを利用できるという恩恵を受けることができました。
でも・・・エコノミークラスのカウンターも。この日は混んではいなかったのよね・・・。
一応、アッパーデッキの1列目を確保してもらえました。「アッパーデッキ」には一度座ってみたかったので、よかったことにしよう。
さて、無事搭乗券を入手して、空港の中を散策します。
行き先はラスベガス!ですから、カジノでも遊んでみたいと思っています。
お金は、クレジットカード払いというわけにはいかず、現金がないと遊べないので、少しトラベラーズ・チェックを買っていこうかな。
カジノで遊ぶにしてはたいへん地味な、$300という予算ですが・・・。
成田での両替は行列ではなく掲示レートを見てから
成田空港には銀行が複数軒入っていますが、どこで換えるのがいいんだろう?
レートはきっと、同じなんだよねぇ、と思いながら店頭に出ているレートを見てみると、ええっ!違います!
1軒が1ドル122.75円、あとの2軒は122.80円との表示。
為替レートが、日本国内一律ではなく、銀行によって異なることは、このとき初めて知ったのでした。
レートが高いところに行列になっているのは、なぜ?もしかしてみんな、掲示レートなんか比較せずに、「長い行列だから何かいいんだろう」って判断だけで並んでる?
行列の先には、必ずいいものがあるとは限りませんよ!
私は一番安いレートの銀行で両替しました。でも、トラベラーズチェックは額面100ドルのものしかないと言われて、100ドル×3枚になりました。
金額が大きいものは、現地で崩してもらおうとすると嫌がられると聞くので、50ドルか20ドルのがほしかったんですけど・・・。でもまあ、カジノキャッシャーで両替するなら、100ドルでも少なすぎるぐらいでしょうから、大丈夫でしょうか。
ちなみに、空港には銀行の他に両替所もあります。万全を期するなら、銀行も両替所も全部確認して比較するべきですね。また、「両替金額によって、航空会社のマイルがつく」キャンペーンをやっている両替所もあります。出発直前のチェックは細かくしたほうが、よりお得に手配できることになると思います。
とにかく、私はこの$300のトラベラーズチェックを抱えて、ラスベガスへ乗り込んだのでした!
(※注2015年現在、トラベラーズ・チェックは新規発行が停止されています。古いトラベラーズ・チェックの換金も、受け付けてくれる金融機関はほとんどなくなっていますので、ご注意ください。)