エアポート・ラウンジ入室にも順番待ち!羽田空港のカードラウンジ利用の際は、時間帯にご注意を。

旅行回数が増え、海外旅行の知識が増えてくると、一度は利用してみたいと憧れることになる「空港ラウンジ」。

空港ラウンジには、ファーストクラスやビジネスクラスの利用客、FFP(要はマイレージ)上級会員が利用できる「航空会社ラウンジ」の他に、クレジットカードのゴールドカード会員なら無料で利用できる、(通称)「カードラウンジ」があります。

ファーストクラスやビジネスクラスを利用することに興味も縁もない私達がいつも利用させてもらっているのは、後者のカードラウンジです。

2012年7月のモルディブ旅行。羽田空港発シンガポール行きの深夜便を利用した際に、羽田空港国際線旅客ターミナルのエアポート・ラウンジ、「スカイラウンジ」を利用する機会がありましたので、そのときの様子をご紹介したいと思います。

19:26発の新幹線で仙台を発ち、羽田空港国際線旅客ターミナルに着いたのは、21:44でした。

電車を降りて改札口を出たら、そこがもう航空会社のチェックインカウンター。羽田空港から国際線を利用するのは今回が初めてですが、へぇー便利にできているのねぇ。成田空港だと、電車を降りてから延々と歩かなければなりませんから。

0:30発のフライトで、その2時間半ぐらい前にあたりますが、シンガポール航空のチェックインカウンターに並んでいる乗客はいませんでした。自宅で印刷してきたEチケット控えとパスポートを提示したところ、係員に「シンガポールご滞在ですね。」と言われました。

「えっ?あっ、違うんです。乗り継ぎで・・・」とあわてて訂正。

ここを間違うと、預けるスーツケースに貼られるタグが、「行き先: シンガポール」となってしまい、預けた本人が「最終目的地: マーレ」で受け取る認識でいると、荷物はシンガポールに置き去りにされ、そのままロストバゲージになってしまうことになります。

そうならないようにと、数日前にシンガポール航空に電話して、2つの旅程を1つにつなげる手続きをしてもらったはずだったのですが・・・。

この旅行は、日本-シンガポールまでは無料特典航空券を利用、シンガポールからマーレまでは航空会社のWebサイトから普通に購入、と別手配した航空券でした。

旅行代理店等で往復一度に手配するのなら心配はいりませんが、個人手配旅行でこのようにバラバラに手配するような場合には、注意しておく必要があるポイントです。

ま、いっか。できていないなら、もう一度手続きしてもらえばいいだけです。2つの予約を1つの旅程としてまとめてもらい、羽田→シンガポールと、シンガポール→マーレの搭乗券両方を受け取りました。荷物は、シンガポールはスルー、マーレで受け取れるようにしてもらいました。

手続きは、ものの5分で終了。出発まで2時間半まるまるあります。

この時間帯は、空港内のお店はほとんど営業終了してしまっていて、時間を潰せるところはありません。

じゃ、出国審査をしてしまって、ラウンジに行ってみようか、ということになりました。

成田空港のカードラウンジと違うところは、出国審査後のエリアにあることです。帰国後の帰りに、国内線の待ち時間に利用するようなことは、できないのですね。(これについては後で知りましたが、国内線ターミナルにもカードラウンジがあるので、そちらを利用すればよいようです。)

ちなみに、今回の私達の帰りの便は成田着で、成田から仙台行きに乗り継ぎます。乗継の待ち時間は成田空港のカードラウンジを利用する予定にしていました。

ラウンジの入口には、人がたくさんいました。何だろう?と思いながら、入口すぐの受付カウンターでクレジットカードを提示し、利用したい旨を告げると・・・「ただいま満席で、入室までは少々お待ちいただくことになります。」

えっ!ラウンジが満室で入れない、っていうこともあるの!びっくり。

考えてみると、羽田空港発の国際線は、23時~0時台の深夜発の便が多いです。私達の便も0:30発だし。この時間帯のラウンジは、1日の中でも一番混み合う時間帯なのでしょう。

でもあと他に行くところはないので、待つことにしました。10分も経たないうちに、名前を呼ばれて入室できました。
が、入ってみると・・・見事に満席!たくさんの人でごった返しています。ほぼ全員日本人というのも、なんだか異様な光景…。

「ゴールドカードって、どうすれば持てるんだ?ホントにここにいる全員、みんなゴールドカード持ってるのか?」夫は、とても驚いています。

というのは、「普通のおばちゃん」に見える人たちがけっこうな割合を占めていて、おしゃべりがとてもうるさいからでした。

私達は、相席のような広いテーブルの2席空いているところに案内されました。この状態では「好きな席に座る」なんて、できそうもありません。

私達が考える、「ラウンジ」利用の本来のメリットは、
・出発までの時間を、快適なソファに座って静かに過ごせること
・無料でビールを飲めること
・パソコンでインターネットを利用できること
でした。

でもここは、
・今回案内されたテーブル席の椅子は固くて寛げない。ソファも少ない。
・人が多すぎて、かなり騒々しい。
・ビールは有料。無料なのはソフトドリンクとコーヒー程度。
・利用できる無線LANは、各携帯電話会社のもの。事前に自分で接続方法を確認しておかないと、その場ですぐには利用できない可能性もあり

また、この部屋にいると、出発に関するアナウンスが一切聞こえません。滞在時間の制限は特にないし、自分でしっかり時間を確認するようにしないと、飛行機に乗り遅れる可能性さえあるかもしれないと思いました。

ちなみに、私達が利用したあと、カードラウンジは大幅に改装されているそうです。

また、現在は「本館」と「アネックス」と2箇所あり、「アネックス」の方がソファも多く、広々としているようです。次の機会には、ぜひこちらを利用してみたいと思っています。利用時間帯が同じなら、客層も結局同じかもしれませんが・・・。

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