ベルファストはイギリス領土である北アイルランドの首府であり、北アイルランド最大の都市です。中世に造船業を中心とする工業によって発達したベルファスト市内には美しい中世の街並みが残っています。また、北にある世界遺産シャイアンツ・コーズウェイへ行く拠点の街でもあり、気候が安定する夏場の観光が人気です。
今回は、このベルファストへ2016年4月に訪れた際、利用したベルファスト国際空港(BFS)のラウンジについてお伝えします。
まず、ベルファストの基本情報について少しお伝えします。
ベルファストにある空港は、ジョージ・ベスト・ベルファスト・シティ空港(BHD)との2つであり、LCCを含め国内線であっても国際空港を使用することが少なくありません。空港から市内への公共交通機関を利用したアクセス方法は、バスのみになります。バスは本数が多く、所用時間約35分と非常に近いので便利です。
治安に関してですが、ベルファストは、宗教的に、また、政治的に、カトリック教徒とプロテスタント教徒が対立している場所であり、残念ながら、今なおベルファストで起こったテロのニュースがBBCで流れてくることがあります。
その不安を除いては、夜間の外出もとくに治安の問題は感じませんでした。アイルランドはウイスキーの名産地でもあり、夜はパブで地元のビールやウイスキーを楽しむのがお勧めです。
英語はイギリス各地で特徴的な「なまり」があるのですが、北アイルランドも独特のアクセントがあるため少し聞き取り辛く感じるかもしれません。
北の海岸にあるジャイアンツ・コーズウェイとその周辺の街は、静かで美しいウォーキング・コースが多数ありますので、ベルファストから足を伸ばして、近郊の街で1泊するのも良いと思います。
ラウンジの情報ですが、ベルファスト国際空港にあるプライオリティー・パスが使用できるラウンジは「Causeway Lounge」の一つです。小さいラウンジですが、利用客は常時5人程度で、静かで落ち着いた雰囲気でした。
小さなラウンジですが、大きな窓の外からは飛行機の離着陸する姿が見えて、開放感がある素敵なラウンジです。利用制限時間は特にありませんでした。
食べものは、小さなケーキ、ラップ、パン、クッキーやポテトチップスがあり、軽食としては十分でした。飲みものは、ソフトドリンク一式に加えて、アイスランドならではのウイスキーやビールを楽しめます。全て無料で自分でサーブできるので、気楽に試飲ができました。アルコール飲料はひとり3杯までという決まりが公式サイトに書かれていることを後から知りましたが、3杯以上飲んでも何も言われませんでした。
その他、フライトインフォメーションはされないため、各自自分のフライト時間を確認する必要があります。読みものは、英字新聞数紙とファッション雑誌および旅行雑誌が数紙あり、テレビはBBCが流れていました。インターネットの環境は良好で、Wi-Fiの速度は問題ありませんでした。トイレはラウンジ内にありますが、シャワーは設置されていません。