ニューヨークで警察ざたに!盗られた荷物の購入代金は保険で戻ってきた

ニューヨーク

2013年11月、友人とのニューヨーク旅行での出来事です。ニューヨークへは5回目の旅行でした。インターネットでみつけた、ホームステイや民泊のようなところに宿泊しました。

ネット書かれていたことと違う?怪しい宿に泊まる

ネットには“日本人女性限定の宿で日本人がオーナーだ”と書かれていたので、安心して宿の予約をしました。宿はブルックリンの住宅街の中のマンションの1室でした。

日本女性限定の宿なのに、オーナーは40代後半の男性と、その息子

宿に行ってみると、少したどたどしい日本語を話す40代後半くらいのおじさんと、ほとんど日本語が話せない息
子の2人暮らしのお家で、その1部屋を借りて泊まるのです。怪しいなと思いながらも、長いフライトで疲れていたので、他の宿を探さず、そこに5日間宿泊することにします。

宿のオーナーは整体の仕事をしていると話していました。特に問題なくニューヨークを楽しんでいた4日目の夕方のことです。

友達が近くのスーパーに買い物に行くと言い、私は疲れていたので家で待っていました。するとオーナーが
「疲れていそうだからマッサージをしてあげようか?」
と言ってきました。私はオーナーを整体の先生だと信じていたので、お願いすることにしました。

オーナーが痴漢行為、宿を出る

最初は背中を気持ち良くマッサージしてくれていたのですが、仰向けになったら突然胸を揉んできたので、気持ち悪くなって、
「もういいです!」
と断って部屋に戻り、この宿を出る決意をしました。友人が帰ってきたので、事情を説明し、急いで身支度をして、その宿を出ました。

たまたま日本人の知人がニューヨークに住んでいたので、事情を説明し、お家に行かせてもらいました。

サブバッグを忘れたことに気づき宿に戻る

知人のお家に着いて一息ついた時、サブバックを宿に忘れてきたことに気付きます。その中にはパソコンやデジカメなどモバイルグッズが全て入っていたのです。

これは絶対に取りに戻らなければと、知人の車で送ってもらい荷物を取りに行きました。

バッグを返してもらえず警察ざたに

すぐに荷物が渡されて帰れると思っていたら、オーナーが
「そんな忘れ物はなかった!」
と言い張るのです。そして鍵を開けず、一歩も中へ入れてくれません。どうしようもできずに困っていたら、ちょうど警察官が見回りをしていたので、知人が警察官に事情を説明しました。

警察官が説得してもドアを開けず、応援隊がパトカー2台でかけつけ、警察官6人でそのオーナー宅に突撃しました。しかし、すでにその荷物はなかったのです!

警察官がオーナーに荷物はどこだ?と何度も問い、倉庫にあると供述したので、私たちは全員で近くの倉庫まで移動しました。

ハリウッド映画の世界に飛び込んだ様な緊迫した空気が辺り一面に流れていました。

そんな中でも怯まないオーナーは鍵がないから荷物が出せない!と言い張り、3時間程そこで警察官とバトルをしていました。

オーナー逮捕、バッグは戻らず、帰国もできず

結局荷物を出さず、警察官は私に逮捕していいかの確認を取って、その場でオーナーを逮捕しました。

私はこんな事件になることを何一つ望んでおらず、ただ荷物を返して欲しいと思っていただけなのに、荷物は返されずにオーナーが逮捕されたことに、唖然としていました。

翌日は警察でほとんど過ごし、予定の飛行機には乗れませんでした。更に荷物は戻ってきませんでした。

乗れなかった飛行機代は戻ってこなかったが、盗まれた荷物の購入代金は戻ってきた

保険はエポスカード付帯保険です。申請は日本に帰国後すぐにエポスカードに電話をしました。ちなみにシルバーの通常カードです。窓口の方はとても心配して下さり、丁寧に対応して頂けました。

申請書類が送られてきましたので、そこに失った品物の名前と金額を記入しました。その申請書類とNY警察から頂いた証明書を返送するだけでした。飛行機に乗れなかった分の飛行機代は保険ではおりませんでしたが、戻ってこなかった荷物の20万円までは保険がおりました。申請してから1ヶ月くらいで支払われたと思います。

とても簡単で手早く、安心したサービスでした。そしてとても対応がよく、改めて日本の良さを実感しました。

やはり海外での油断は大敵です。宿選びは慎重にすること、人をすぐに信じないことです。私のような事件に巻き込まれる人がいないことを願っています。

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