ハワイから帰国後、突然カードが使えなくなる。


Waikiki Shopping Center / Tezzca
photo by Tezzca

これは、私たち家族が2014年10月に7泊9日でハワイ旅行に行った時の体験です。実はこのハワイ旅行波乱の連続でした。大量のお買いもの用にMasterブランドのSBIカード、JCBブランド(ハワイでトロリーが無料になります)のREXカードを用意し準備万端!

しかし出発3日前、長女が小学校から吐き風邪をもらってきてしまいダウン。1日で体調もよくなり安心したのもつかのま・・・前日に私と2歳の次女にうつってしまったのです。

いくらクレジットカードに海外保険付帯がついているとはいえ、実際に使ったことはありません。また、海外での医療費は高額と聞きます。ギリギリまで現地(よりによって初日はホノルルではなくハワイ島)の病院の場所を調べ、海外保険付帯機能を使って医者にかかった人のレビューを読みましたが、嫁は「2歳の次女に海外でもしものことがあったら」と旅行を断念し、病気にかかった私と長女だけでハワイに向かうことになりました。
 
到着後、体調の方も戻り、ハワイ島で長女とのんびり過ごしていると、2日後、嫁から「当日券がとれたから、今からホノルルに行ってもよいか?」との連絡。キャンセルした航空券と当日券2人分(2歳でも航空券代は一丁前にかかるのですね・・・)で総額60万くらいになりました。

そして3日後に嫁と次女とホノルルで合流。やはり家族みんなで行く方が旅行は楽しいですね。嫁もキャンセル料がある手前、合流前の買い物はいつもより控えめでした。ただ、この「キャンセルした分少しでもクレジットカードのポイントで還元しよう」があだになったのです。

嫁は、ブランド物は合流後、許可をとってからと控えていたようですが、いつもなら現金で支払う20ドル程度の小さなお買いもの(ROSSやKマート)も生活費をおとしているSBIカードで支払っていました。当時、日本で流行っていたレインボールームや、売り切れ続出だった「アナと雪の女王」グッズなどを買っていて、長女は大喜びではしゃぎ。「お菓子とかこういう小さいものもけちってクレジットで払ったから、ごめんね」と嫁。

その後も、滝で泳いだり、ノースショアにドライブにいったり、ワイケレアウトレットでショッピングを楽しんだり、何だかんだでかなりクレジットカードのお世話になりました。この頃には、出発前にバタバタしていたことなどすっかり忘れてハワイを家族で満喫していました。また、お陰様で私や次女の体調が悪化することもなく、比較的海外保険付帯機能の充実したREXカードのお世話になることもありませんでした。

この記事を読んで、1つの疑問があったと思います。10月に7泊9日も休めるの?休めないですよね、普通。そう大量に仕事がたまっています。海外旅行中はとても楽しいのですが、帰ってきてからは一気に現実に引き戻される。そう、まさに子供のディズニーランド現象(ディズニーランドから帰る途中車で寝ていると、起きなさい、お風呂入りなさいと一気に現実にひきもどされる現象)です。

帰国後に突然カードが使えなくなった!

ただ、仕事に関しては仕方ありません。気合を入れて出勤しました。と、5日くらいたった頃でしょうか?まだ、仕事も片付いておらず、タクシー帰宅が続いていた夕刻、タクシー代をSBIカードで支払おうとしたら「すみません、お客様、このカード使えないみたいです」

ちらと嫁がハワイのとき内緒でブランド品を買い限度額を超えたか?と嫌な予感がしましたが、とりあえず現金で支払い忙しい仕事の合間をぬって、SBIカードに問い合わせて事情聴取。すると「この度、アメリカのKマートがクレジットカードから顧客情報を流出してしまいご迷惑をかけております。何か心当たりございますか?」

原因は旅行中に利用したスーパーの顧客情報流出だった

その瞬間一気にあの言葉がよみがえりました。「お菓子とかこういう小さいものもけちってクレジットで払ったから、ごめんね」その場で固まりました。出発前、出発後、立て続けにそんな現象が起こるものかと。そう、いつもだったら現金で払っていたKマート(現地のスーパー)での支払いを、出発前の事情によってたまたまSBIカードで支払ったことにより起こった悲劇でした。

その後、カード会社とのやりとりが続きます。「流出したじゃ困る、どうしてくれるんだ?」「どこまで情報が流出したのか?」など聞いても、オペレーターのお姉さんはロールプレイングゲームの町の人のごとく「申し訳ございません、Kマートのことなので当社では分かりかねます」の一点張り・・・。対応策は、カードを再発行するので手続きをしてくださいとのこと。このクソ忙しいのに、手続きなんてしている暇あるわけありません。

幸い、勝手にカードを使われたなどの直接的被害はなく、向こうから新しいカードを送ってくれる間カードが使えないというくらいだったのですが、怒りがおさまらず・・・「勝手にカード使用停止にしてこっちから連絡したら情報流出の件を話すのはおかしいのではないか?まずはお客様に情報流出の件を謝罪してからカードをとめるのが筋だろ?」と。それに対する返答は「Kマートが悪いので、こちら側(カード会社)はカードを止めることで最大の手は打った」とのこと。「責任者から折り返し電話をください」とクレーマーっぷりを発揮し、一度電話を切ったのです。

新カードが届き、カードの引き落とし手続きをやり直すことに。

その後、責任者から、改めて事情説明と謝罪があり、一旦は落ち着いたのですが、本当の悲劇は新しいカードが届いてからでした。これは、クレジットカードを紛失した際にも同じことがいえるのですが・・・家の光熱費、通信費等を全てクレジットカードで支払っていると、カード番号の変更とともにすべて手続きをし直さなければならないのです。ただ、もうクレジットカード会社に文句をいっても仕方ないですし、まさかKマートにクレームを言うわけにいきませんし。これをきっかけに、クレジットカードの比較サイトを見てメインカードをチェンジしました。

お正月、嫁の実家にいくと義理の母が「あんた(嫁)厄年だから、あとで厄払いしてきなさい」と。そう、嫁はこのとき、前厄だったのです。

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