プラハ国際空港(PRG)の正式名称は「Vaclav Havel Airport Prague」といい、その名はチェコの初代大統領からとられている。
プラハ国際空港の場所とアクセス
プラハ国際空港は市内の北西部に位置している。タクシーであればプラハ市内中心部から30分ほどの距離だ。
公共交通機関であれば、残念ながら直結の地下鉄がないので、市内中心部まで運行されているAirport Expressバスを利用するか、もしくは地下鉄駅までの市バスを使い、そこから地下鉄で中心まで移動するかのいずれかである。
シェンゲン域内フライトは第2ターミナル、その他は第1ターミナル
空港は第1ターミナルと第2ターミナルに分かれている。シェンゲン域内フライトであれば第2ターミナル、その他は第1ターミナルだ。シェンゲンとは欧州26ヵ国が結んでいる協定で、ざっくり言うと”協定国間を移動する渡航者のパスポートチェックは行わない”という約束のことだ。
イギリスはEUに加盟しているのに、フランスから電車でイギリスに行ったらなんでパスポートチェックをするの?と疑問に思うが、イギリスはシェンゲン協定に加盟していないことがその理由だ。
今回は、プラハからドイツのフランクフルトへ向かうため、第2ターミナルを利用した。
フランクフルトへ向かうため、プラハ空港第2ターミナルへ
プラハ空港第2ターミナルのチェックインカウンターは、どの航空会社も基本は出発の2時間前に開く。
Staralliance Goldステータスの付いた全日空のスーパーフライヤーズカードを提示し、ビジネスクラスのチェックインカウンターを使用し、5分でチェックインが完了。上記の通りシェンゲン域内のためパスポートチェックはなく、手荷物のセキュリティーチェックのみのため、ここも約10分ほどで通過。
搭乗まで「エアステ プレミア ラウンジ(Erste Premier Lounge)」で過ごす
出発までの1時間45分をラウンジで過ごすことにした。
プラハ空港は非常に小さい空港なので、ラウンジもセキュリティーチェックから1分もせず発見できた。今回利用したのは、ビジネスクラス利用客やStaralliance Goldステータス保持者(スターアライアンス加盟航空会社の上級会員)が利用できるラウンジ「エアステ プレミア ラウンジ(Erste Premier Lounge)」だ。
航空券と会員カードを提示し中へ
受付で航空券と会員カードを提示し中へ進むと、マガジンラックがある。ここはチェコ語・英語・ドイツ語の読み物があったが、日本語のものは残念ながらないので、何もとらずに中へ。
冷蔵庫にはバドワイザー各種、その他アルコール類が豊富
空いていた席に荷物を置いて、まず向かったのは冷蔵庫。生ビールこそないものの、ワインやソフトドリンク、そしてチェコを代表するビール「バドワイザー」の多種多様なビールが揃っていた。私は、チェコに暮らしていても出会ったことがない「Bud Strong」をピックアップ。
「ベヘロフカ」専用の冷蔵庫も
チェコならではの「ベヘロフカ」というチェコ産の薬草リキュール専用の冷蔵庫もあった。
ビュッフェコーナー、食べ物の種類は少ない
続いて向かったのはビュッフェコーナー。種類は多くなく、スナック類とバゲット、スープなどだ。味は、まあ普通である。
不思議な形の一人掛けソファー
ところで今回使用した席は、ちょっとおもしろい形をした一人掛けソファー。隣の人がよく見えないように工夫がしてある形で、プライベートが保たれる。座り心地もなかなか良い。
ネット接続はパスワードなしで行えた。速度も十分で、動画再生も苦にならなかった。
搭乗口へは約5分
動画を見ながら食事とビールを楽しんでいたらあっという間に搭乗時間だ。前述の通りプラハ空港はかなり小さいので、搭乗口まで5分ほど。
ラウンジ内の清潔なトイレで用を済ませ、ゆったりと搭乗口へ。ビュッフェの種類が少ないこと以外は、居心地の良さなど期待以上のラウンジであった。