タイ在住歴5年、日本人の夫と息子と3人で首都バンコクに生活しているoshiiです。タイは4月中旬にソンクラン祭りという水掛祭りがあり、この時期は休暇になります。タイ人も地元に帰省したり、旅行に出かけたりが多いシーズンです。夫の会社も2週間の長期休暇に入り、4月1日のエアーアジアを利用し日本に帰国しました。
この時期はタイでも新年同様、帰省ラッシュ時となるため航空券代も非常に高くなります。空港や道路も混雑しています。
さて私の夫の給料はタイバーツ支給です。日本に帰る前にタイバーツから日本円に両替するのも恒例行事です。
タイはどこで両替してもレートがほとんど変わらない
「空港での両替はレートが悪い」
といった声も多いですよね。実はタイは、どこで両替にしても大して差がありません。島など両替所が少ない場所は手数料はアップしがちですが、基本的には気軽に両替をしてもさしつかえありません。
今回はドンムアン空港(DMK)の4つの銀行(両替所)をご紹介します。ドンムアン空港は格安航空会社の参入が多く、カウンターが混雑していることが少なくありません。
出国審査などの前に両替するのを忘れた!あるいは、時間があまりなかったのでひとまず出国審査を済ませたいという方もご安心ください。出発前にも両替は可能です。
ドンムアン空港の4つの銀行(両替所)レート2016年4月1日現在
今回の滞在で両替したいのは全部で4万バーツです。今回は空港での両替実証実験ということで、4箇所での両替にチャレンジしてみます。いずれもタイを代表する大手銀行のエクスチェンジです。
siam commercial bank(サイアム商業銀行)での両替は、1万バーツが約30,730円
まず「siam commercial bank」です。こちらも定番中の定番の銀行です。紫が目印で、制服や外観も紫を利用しています。
ドンムアン空港で出国審査を終えると
まずは「siam commercial bank」が見えます。
siam commercial bankに日本円の両替を申し出ると「OK、パスポートプリーズ」といわれました。そこでパスポートと1万バーツを出します。この日のレートは0.2986バーツ。ということは日本円で1万円がタイバーツで2986バーツという計算になります。
両替所では手数料がかかります。また日本円とタイバーツについては①タイバーツを日本円に両替する、②日本円をタイバーツに両替するという2つがあります。中には①のみの取り扱い、あるいは②の取り扱いの両替所もあるので注意が必要です。
計算は右側の「0.3252」が該当となります。1万バーツ÷0.3252で約30,730円です。日本円が適用になるのは3万円まででした。730円は237.5バーツで戻ってきました。
私たちのイメージとしてどうしても1円あたり何バーツという計算になるかと思いますが、タイバーツから日本円の計算も割り算か掛け算で対応できるので、覚えておくと便利です。
銀行なので両替についても信頼感はありますが、きっちりお金の確認はしたほうが良いです。以前友人が1000バーツを100枚両替したところ某大手銀行で1枚だけ100バーツが混じっており、トラブルになったというケースもあります。
カウンターでの手続きに時間がかかり、両替をせずに出国審査したという人もご安心ください。ドンムアン空港は出国審査後にタイの大手銀行が両替所を構えています。
cimb thai bankでの両替は1万バーツが約30,712円
2箇所目で両替したのは「cimb thai bank」です。
カウンターに行くとなんと「BREAK」(休憩)の文字が!
1時間位時間を潰してからまた訪れました。すると無事両替できました。
両替したのは1万バーツ。1万バーツ÷0.3256で約30,712円です。同じ日にsiam commercial bankで約30,730円だったので、siam commercial bankのほうが若干お得でした。ここでも日本円で両替してくれたのは3万円でした。残りはタイバーツで返却です。もちろんパスポートも必要です。
タイではお昼などの休憩時間はしっかり取るのが当たり前です。仕事の途中でも時間になれば、休憩に入ります。しかし私たちが利用したのは午前10:45ドンムアン空港発のエアーアジアです。cimb thai bankに最初に立ち寄ったのは9時近くだったので、なぜ休憩だったのかはわかりません。朝食タイムだったのでしょうか。謎です。
kasikorn thai bank(カシコーン銀行)は日本円に両替できない。
3箇所目で両替したのは「kasikorn thai bank」です。
エアーアジアでの手続きを終え、出国審査も終わり出国ゲートで待つのみとなります。
ここで両替ができますのでご安心を。
「カシコン」の名前でおなじみの銀行で緑色がトレードマークとなります。早速タイバーツとパスポートを出し、日本円に両替をお願いしたところ「マイダイ」(できないよ)とのこと。え!なんでカシコンで両替ができないんだ!?と一瞬パニックになりましたが、確かに日本円に両替案内は提示されていません。ドンムアン空港のkasikonrnthai bankでタイバーツを日本円に両替したい人は注意が必要です。
一応両替実験ということもあったのでタイバーツをUSドルに両替してみることにしました。なぜUSドルかというと海外ではUSドルだとかなりのポイントで両替ができます。また海外旅行の予定もあるので、ついでに両替してみることにしました。
1万バーツをUSドルへ。280USドルと引き換えとなりました。タイバーツでの変換はありませんでした。
両替して感じたのですが、タイバーツの価値が一昔前に比べるとUSドルとの両替でも上がっていることがわかります。USドルは相変わらず強いですが、その時々で価値は変わるので注意も必要です。
tmb bank(タイ ミリタリー銀行 タイ軍人銀行両替は1万バーツが30,712円
最後の両替したのは「tmb bank(タイ ミリタリー銀行 タイ軍人銀行)」です。
tmb bankはtmb銀行でおなじみであり、タイの大手銀行の1つです。
今回4箇所の大手銀行の両替所で両替を試みるつもりだったんですが、kasikonrnthai bankでは日本円の取り扱いがありませんでした。というわけでtmb bankでは2万バーツを両替することに。
tmb bankのこの日の両替は32.56です。表示は違いますが、2万バーツ÷0.3256で計算します。61,425円です。1万バーツですと30,712円です・
両替で戻ってきたのは6万1千円でした。残りの435円はタイバーツでの返還とのこと。141バーツが戻ってきました。
2016年4月1日、ドンムアン空港でタイバーツから日本円への両替はsiam commercial bank1番両替率が良かったです。
空港以外の場所での両替について
タイでは空港での両替も大手銀行が対応しており、街中とそんなに大差はないので安心して両替してかまいません。
しかし、大金を両替するなら、レートが良いところに持ち込み両替するのがおすすめです。例えばシーロムにはいくつかの両替所があります。両替は手数料がかかるので、なるべく必要な分だけ両替するのが良いでしょう。タイ旅行であれば1万円ずつ両替でも良いかと思います。
街中にはもっとレートの率が良い、スーパーリッチ(Super Rich Thailand)などもあるのである程度まとまった額を両替するなら、街中での両替がおすすめです。
スーパーリッチは、例えば街中のBTSチットロムの駅の中にもあります。こうした両替ポイントも抑えておけばさらに旅行を満喫することができます。タイは渋滞がひどいため、BTSでの移動がおすすめです。
バンコクの街中には大手銀行をはじめ、両替所が非常に整っています。その他ホテルのレセプションでも両替に応じてくれるケースが多々あります。急遽手持ちのお金がなくて困ったときでも街中、空港、ホテルなどで気軽に両替をお願いするといいでしょう。
両替の際はパスポートが必要ですの。中にはパスポートなしで両替に応じてくれるところもありますが、基本的に大手銀行などのエクスチェンジではあまり融通は利きません。パスポートは必須と考えましょう。
コインなど細かいお金は両替に応じてくれない可能性が高いです。1000円札からがスタートと考えましょう。
タイは両替所が非常に多いので、旅行者にとっても便利と評判です。夜のお店が多い地区では24時間エクスチェンジが開いていることもあります。とはいえ、まだまだクレジットカードが流通していない国なので、現金を持ち歩くのがベターです。